文庫解説ワンダーランド (岩波新書)

感想・レビュー(56)

解説との言葉とは裏腹に全く解説になっていないものもある。文庫本を読んだ時に、いつも流し読んできた解説を読む楽しみ方が増えた気がする。
ナイス ★10 コメント(0) - 2月25日
★★★★★ 最近読んだ新書の中で,抜群に面白かった。今後,文庫解説を読む姿勢も変わりそう。
ナイス ★3 コメント(0) - 2月25日
読書メーターおすすめランキングにも登場した話題の新書遅ればせながら読了。斎藤美奈子にハズレ無しの通り本当に憎い目のつけ所です。村上龍の解説は今や綿矢りさが書いてるのか、本当に時代は変わってるのだなあ、私的にツボだったのは、ナベジュンさんの女性作家による解説ですねー。蜂の一刺しってやつですか?文庫解説の原稿料に関しても触れて欲しかったです。小林秀雄など、解説の振りをして自己を語るパターンも有りな場合と無しの場合と指摘してるのも気持ち良いし、松本清張を巡るトリックの傷を指摘すると得した気分など有るある満載。
ナイス ★26 コメント(0) - 2月23日
タイトルの通り、文庫解説を比較しながらあれこれと論評する本。一応ほとんど読んだことがある有名作の解説を対象にしているので、面白くは読めるのだが、まあ、ちょっと内輪っぽい。日本近代文学というよりもむしろ「文壇」がすっごく好きだという人には面白いんだろうけれど。それぞれの作品の「読まれ方」を時代背景をふくめて品評するかたちだが、けっきょくいくつかの冴えている仕事の方が印象に残り、批評の部分はものすごくどうでもいい感が残る。
ナイス ★3 コメント(0) - 2月21日
評価A
ナイス ★3 コメント(0) - 2月21日
文庫本の解説を評論した1冊。解説の指針に就いて筆者曰く、①本の書かれた基礎情報。②読書の指針となるアシスト情報。③今読むべき意義を述べた効能情報。④新たな読み方を提案するリサイクル情報――の4点であると視座を説く。その前提の上で夏目漱石、川端康成、サガンに小林秀雄と東西泰斗の文庫の解説を読み解く。性差の視点だけではなく、時代が「読み」を変えていく面白さを解析したのがこの1冊の眼目だ。筆者独特の筆捌きがあるけど、それ以上にテキストを読み込んでいる労力に敬意。原民喜の読みでリービ英雄の評を挙げたのは秀逸。
ナイス ★30 コメント(1) - 2月20日
こんなに楽しく笑える岩波新書は初めてかも。かつて背伸びして本を読んでいた頃には随分お世話になり、長じるにつれ疑問や不満をもつことも増えた、巻末の「解説」。今回、「解説」批評で取り上げられ、久しぶりに手に取りたくなった作品(と解説)も多い。たぶん、筆者の批評ぶりが辛口でありながら、(ほとんどの)作品と「解説」に対する強い思い入れが伝わってくるからだろう。
ナイス ★14 コメント(0) - 2月20日
この方はとにかく視点がユニーク。文庫の解説論なんて考えつかない。
ナイス ★7 コメント(0) - 2月17日
 相変わらず、斎藤美奈子さんは痛快です。この歯切れよさ、あふれるほどの批判精神に茶目っ気。そもそも、こんな視点で本を書くなんてことが常人には思いつきません。
ナイス ★24 コメント(0) - 2月16日
非常に面白かった。一度斉藤 三の文庫の開設も読んでみたい。
ナイス ★4 コメント(0) - 2月16日
タイトルに惹かれ珍しく新書を購入。買って損のない、素晴らしい本であった。今まで多くの小説を読んできたが、その解説には疑問を抱くことが多かった。解説者と自分の意見が異なるとまるで自分が間違っているかのような錯覚に囚われる。それが嫌で解説を読み飛ばすことも多かったが、この本は私に解説を読む勇気をくれた。違っていて良いのである、批判して良いのである!また著者の解説者に対する容赦のない批判や痛烈なツッコミも見どころである。久しぶりに良い新書に出会えた。
ナイス ★6 コメント(0) - 2月16日
普段はあまり気にかけない文庫本の解説に、こんなディープな世界があることに驚愕。すっごく面白い。斎藤氏の毒舌に腹を抱えた。
ナイス ★7 コメント(0) - 2月13日
★★★
ナイス ★1 コメント(0) - 2月8日
小説ではなく、文庫解説にスポットを当てた前代未聞の「文庫解説の評論集」。古典名作から現代ミステリまで、読み解き方も実に面白い。やはり個人的にはミステリの文庫解説部分が気になって、『点と線』のアラ探しにも唸ったが、『三毛猫ホームズの推理』の辻真先による解説が素晴らしすぎて感動してしまった。
ナイス ★12 コメント(0) - 2月7日
面白い。随所に見られる批判が痛快で、この人は本当にこんなしょうもないこと書いてるのか、と解説だけでも読みたくなってしまう。解説の解説、批評の批評が近代文学論にもなっていて、著者の視点で他の解説を読むとどう読めるかを考えるのも楽しそう。ただ、引用をなぜか山括弧でくくってるので読みにくい。
ナイス ★6 コメント(0) - 2月5日
「文庫解説もまた一個の作品。作品の家来ではない。」とまえがき(序にかえて)にいう。そりゃそうだと思って読んでみたけれど、最後の最後、忘れたころにそうではない解説が・・・。読んでいて『文学部唯野教授』を思い出した。素晴らしい「解説」書。
ナイス ★10 コメント(0) - 2月5日
「これ解説になってないじゃん」とか「この解説、ただの自分自慢じゃんー」とか「これならいらない」とか思う「文庫解説」に多々出会ってきたので、とっても胸がすく。特に川端某や太宰某や高村某の編が。そして、なーるほど!もたくさんある。それら全て、他人事じゃなくて自分の首もしめているかも…という自覚と覚悟の上で書いているから、こんなに歯切れよく切っちゃってもいいわけなんだな。
ナイス ★15 コメント(0) - 2月5日
時に大爆笑しながら読み進めました。こばひでって!(最大級に笑ったところ。重鎮小林秀雄)。いわゆる文庫の解説の解説、のような本です(過去の名作が多い)。文庫についている解説がこれほどまで出版社によって違っているとは!坊ちゃん一つにしても悲劇喜劇とこれだけあるとは!個人的には伊豆の踊子のラストがどうにも昔から解せなかったのですがすっきりしました。実は生真面目に分析しています。またわけのわからない解説をわからないと言ってしまうあたり、男気があると思いました(女性ですが)。切り口が非常に斬新でありました。
ナイス ★20 コメント(2) - 2月5日
想像していたものと違っていたけど(『名作うしろ読み』の記憶が残っていたせいかな)とても面白かった。複数の文庫解説を比較したりして、著者による批評・評論にもなっている。小林秀雄など、もともと評論の本に解説を付けるのは考えてみれば難しそうだし、それを取り上げるというのも挑戦的というか。戦争文学や児童文学に対しても容赦がない感じ。『少年H』の解説に対して「翼賛的な絶賛体制と呼びたいほどだ」(234頁)と言っていて、すごい皮肉だなと思った。そういえば最近あまり文庫解説を読んでいないかも。今度じっくり読んでみたい。
ナイス ★10 コメント(0) - 2月5日
今年1番の面白新書に出会ってしまった。 ・・・まだ2月4日だったか!
ナイス ★21 コメント(0) - 2月4日

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