いまさら翼といわれても

感想
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  • いまさら翼といわれても
    360ページ
    4736登録

    あらすじ・内容

    「大人」になるため、挑まなければいけない謎。待望の〈古典部〉最新作!

    累計205万部突破の〈古典部〉シリーズ最新作!
    誰もが「大人」になるため、挑まなければいけない謎がある――『満願』『王とサーカス』の著者による、不動のベスト青春ミステリ!

    神山市が主催する合唱祭の本番前、ソロパートを任されている千反田えるが行方不明になってしまった。
    夏休み前のえるの様子、伊原摩耶花と福部里志の調査と証言、課題曲、ある人物がついた嘘――折木奉太郎が導き出し、ひとりで向かったえるの居場所は。そして、彼女の真意とは?(表題作)

    時間は進む、わかっているはずなのに。
    奉太郎、える、里志、摩耶花――〈古典部〉4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇。

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    感想・レビュー(2430)

    古典部シリーズの短編集。とはいえ、どの話も古典部メンバーの心情や状況に着実な進展が見られ、一話一話に読み応えがあった。このシリーズが久々だったせいもあるかもしれないが、最初と比べて奉太郎は少し変わったなと思う。例のモットーはぶれてないが「やらなければいけないこと」の範囲が広がっている気がする。でも結局、彼の根本って昔から変わってないんだなーということがわかる過去話2編が良かった。表題作『いまさら翼といわれても』は今までになかった千反田の追い詰められた姿に胸が痛む。てか、え、ここで終わるの…?早く続きをー!
    ナイス ★12 コメント(1) - 4月24日
    実はほとんど雑誌で読んでたw鏡には映らないだけ初見だったけど落ちがちょっとわかっちゃった…逆立ちしてもとか言ったらわかっちゃうよーwそろそろ続きの長編も読みたいけど、小市民シリーズの短編も書いてるらしいからそっちも楽しみだなぁ…
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月23日
    前作『ふたりの距離の概算』を読んでからだいぶ空いたからか、あれ、ホータローってこんな子だったっけ?と違う子を見るようでなんか新鮮。6篇中、ホータローの過去にクローズしたものが2篇。特に彼の「やらなくてもいいことなら、やらない。」省エネ主義が生まれたきっかけを告白する『長い休日』が良かった。他人からしたら「そんなことで」と思えるような小さな嘘が、誰かをひどく裏切り、傷つけることがある。「折木さん。かなしかったですね」千反田さんとの距離感は相変わらず甘酸っぱく眩しくて、そしてせつない。青春じゃのう。。
    ナイス ★33 コメント(3) - 4月23日
    古典部シリーズ最新短編集。奉太郎の過去を扱った二編「鏡には映らない」と「長い休日」が良かった。「箱の中の欠落」は動機が語られないところが良い。選管委員長が気に入らないに一票。「わたしたちの伝説の一冊」「いまさら翼といわれても」は青春すぎて眩しい。悩む彼女たちに幸あらんことを願うのでなるべく早く続編を
    ナイス ★20 コメント(0) - 4月23日
    ☆☆
    ナイス ★2 コメント(0) - 4月22日
    短編集と思いきや、それぞれが物語の中で成長していて感慨深い。
    ナイス ★11 コメント(0) - 4月22日
    高校生ぽくはないわね。いい感じにビターな展開になってきてる。
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月22日
    折木くんの中学校時代、さらに小学校時代が覗けておもしろかった~! 出てくる人がどんどん大人になってゆく。まじめ一方だった千反田さんの心の揺れも青春か。軽い小説だと思っていたのに、いつのまにか重みと深みのある物語に。感慨深い。
    ナイス ★20 コメント(0) - 4月22日
    奉太郎が省エネ人間になったという過去の話は切なかった。頼みやすいからって、嫌な顔をしないからって、頼みやすい人ばかりに仕事が振られる。損する役回りは嫌になるよね。押し付けてる側が平々としていると尚腹立つ。摩耶花が奉太郎に誤解を持っていた話でも共通するけど、奉太郎は少し自己犠牲で解決する一面がある。それが一番労力をかけない選択肢故にかもだけど。でもそれは、寛大な心の持ち主である証明だ。えるに寄り添ったり、掃除の手伝いをしたり本当優しいよね。そういえば氷菓のOPって「優しさの理由」って曲だった。ピッタリだね。
    ナイス ★39 コメント(0) - 4月21日
    色々あったけど、読み終えると「ちっ。ホータローめ、千反田とイチャイチャしやがって」という感想に終始するという。…あっ、いや、「えっ、あの二人ついにくっついたの?」と思われる方がいるといけませんので、一般的な意味でのイチャイチャではないです、と付け加えておきます。でもやっぱ「イチャイチャしやがって」になってしまう(笑)あとホータローの「走れメロス」の感想文はとても面白かった。まさに中一からホータローはホータローである。「連峰は晴れているか」が好きだ。「折木さん、それって、とっても……」だなぁまさしく。
    ナイス ★35 コメント(2) - 4月21日
    鏡には映らない、長い休日のみ未読で、他の作品はそれぞれ雑誌掲載時に読んでいた、はずなのだが、こうして一つの短編集としてまとめられると、折木の人間像を中央に置いた緩やかな物語が見えてきて本当に面白い。/表題作がミドルで閉じていることは、筆者がこの先の彼らについて語るつもりのないことの暗示に思えて仕方ない。
    ナイス ★22 コメント(0) - 4月21日
    久しぶりの古典部シリーズ。またこの4人に会えるのは嬉しいです。結末のほろ苦さはこのシリーズらしさが見えますね。特に表題作…タイトル、そういう意味だったのか。
    ナイス ★28 コメント(0) - 4月20日
    久しぶりの古典部シリーズでしたが、登場人物たちに違和感を覚えることなく楽しく読めました。やっぱり全体的にちくちく刺さると言いますか、心にぐっとのし掛かってくるような、何とも言えない気持ちになりました。そこが古典部シリーズらしさですね。個人的に「長い休日」が好きでした。小学生の奉太郎が気づいてしまった出来事には自分自身にも心当たりがありました。奉太郎の気持ちを理解したお姉さんの言葉が素敵でした。
    ナイス ★22 コメント(0) - 4月20日
    むかし古典部シリーズを読んだ時には、どうも相性がよろしくないな、と思ったのだ。でも恐る恐る読んだ「折れた竜骨」は想像以上に面白く、それ以来ベストセラーも含めて読んできた。久しぶりの古典部、さほど苦手じゃない。理屈っぽい高校生たちは可愛げはないけど、大人ぶっちゃって逆に可愛い、と思うのは、息子が同じくらい(もしくは年上)になっちゃったからか。
    ナイス ★29 コメント(0) - 4月18日
    奉太郎の過去がわかり、摩耶花とえるの未来が垣間見えてくるそれぞれ味のある話であった。中学の卒業制作の話はうげっと思ったけど、ホータローナイスである。表題作のラストはどうなったのかとっても気になる。
    ナイス ★28 コメント(0) - 4月18日
    古典部シリーズ。それぞれの過去や未來への展望に関わる短編集。選挙の不正はいかにして行われたのか?いくら省エネ主義の折木とはいえ卒業製作で恨みをかうほどの手抜きをしたのは何故か?はたまた、折木の省エネ主義のきっかけなど、それぞれの《らしさ》が詰まってます。漫研のお話はちょっと「そこまでおおごと……?」と受けとめにくかったですが、久しぶりに四人に再会できたのは嬉しかったです。
    ナイス ★32 コメント(0) - 4月18日
    軽い短編のようで実は重たい決断ばかり。いまさら翼といわれても、そう、今さらだよね。高2にもなって過去と未来を否定されて、どうするのかな。新しい道を見つけられるのかな。
    ナイス ★20 コメント(0) - 4月17日
    あれれ、なんか違和感があったので、読書メーターの履歴調べてみたら、古典部シリーズ初読みだった!?アニメ見ただけだったのに読んだ気になっていたらしい。そんな訳で殆ど詳細は覚えていなかったけれど楽しめた。やっぱり奉太郎が良い。思春期・青春の苦味というか、残酷さを結構辛らつに描いているのに、奉太郎のキャラのおかげで悲惨にならないで面白く読めてしまう。それに比較して描かれるえるの真正面な真摯さが心配。
    ナイス ★32 コメント(0) - 4月17日
    今日は雨が降っていて省エネ主義でない私でも家で読書する事にした。 米澤さん伏線がやっぱうまい。三年I組が9クラス目や鷹栖と鳥羽さんのイニシャルが同じとこなど。ナゾを解決したときに、おー!あー!と思わず唸って前のページを確認したくなる面白さがあった。
    ナイス ★23 コメント(0) - 4月17日
    今回は短編。生徒会長選挙の不正を暴く「箱の中の欠落」、折木が中学卒業の卒業製作で批難されたのはなぜ?「鏡には映らない」、ヘリが好きだと誤魔化した中学教員の真意とは「連峰は晴れているか」、摩耶花が漫研を辞めた経緯「わたしたちの伝説の一冊」、折木がモットーを言い始めたきっかけのようなもの「長い休日」、ソロを歌うことになっていた千反田が会場に来なくて・・・「いまさら翼といわれても」。ここで終わりといわれても。「長い休日」のやりきれなさは物凄く共感。今回は折木の調理シーンが多かったなぁ。冷やし中華食べたい(笑)
    ナイス ★23 コメント(0) - 4月17日

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