ガリバー旅行記 (角川文庫)

感想・レビュー(240)

MK2
パズーのラピュタの説明を何回見聞きしただろう…一度きちんと読んでみようと手に取った。小人、巨人の国は記憶にあるが…ラピュタはこんな感じだったのか…日本も登場したが、踏み絵だけでさらっと旅立たれてしまった残念。何が偉大って、1726年スイフト59才に書かれていることだと思う。奇想天外な旅行記と称して人間への不信感が皮肉と辛辣な言葉でこれでもかと書かれていた、改めて読んでみると大人の本だった。訳も良かった。
ナイス ★5 コメント(0) - 4月27日
ガリバーといえば、小人の国に行くお話だと思ってましたが、全4話なんですね。目からうろこでした。しかも、3話では日本も出てきて、ラピュタも出てきます。宮崎駿はここから天空の城ラピュタを思いついたんですね。新たな発見が出来て、すっきりしました。ガーディアンに選ばれただけあって、読み物としてもおもしろかったです。
ナイス ★12 コメント(0) - 4月26日
300年前に書かれた物語だとは思えない。現在でも色褪せないストーリーに感銘を受けた。
ナイス ★4 コメント(0) - 4月21日
私も主人公と同じタイミングで、彼らの共通する嫌悪感に気づいてしまいました。それと、リリパットで主人公が国王達を喜ばすために、地面に何本か杭を打って、布を張って、その上で馬を走らせたりした場面がありましたが、どういうことなんでしょう?(笑)
スウィフトは政争に敗れた末に本書を書いた男である。そういう本を前にして物語に政治を持ち出してはならない、などとは間違っても言えないだろう。子ども向けの本に何をぬかしてやがる? 阿呆め、テメエの読んでいたのは権力にとって都合の良いように脚色された似非『ガリヴァー』なのだ。スウィフトは老いるとともに狂った。ちょうど本書の結末において人間の醜さに嫌気が差したガリヴァーのように。後に狂う人間の物など読むに足らぬと取るか、それとも彼は「正常」であったが故に狂ったと取るか、本書は読者の立場を測る試金石である。
ナイス ★7 コメント(0) - 2月26日
【第7回ガーディアン必読1000チャレンジ】で読了。言わずと知れた、子供の頃ほぼ誰でも読んだことがある作品だが、受ける印象は全く異なる。ある程度印象にブレがないのは冒頭の小人国リリパットと巨人国ブロブディンナグ辺りまで。それに比べ、ラピュタ以降は子供の頃に読んだものとは印象がかなり異なる。後半ではガリバーという人間を代表する登場人物も強烈な風刺の対象になっているようだが、当然ながら風刺小説もその時代の価値観からは完全に自由ではない。読んでいて片腹痛くなることも少なくないが、それすらも著者の計算内なのかも?
ナイス ★99 コメント(1) - 2015年12月31日
1726年出版。4篇からなる壮大な旅行記で何と言っても有名なのは、小人の国に漂流する『リリパット国渡航記』だろう。これに巨人の王国での冒険を描いた『ブロブディンナグ国渡航記』までが、20世紀に広く読まれた児童文学としての『ガリヴァー旅行記』だ。しかし、本書の真骨頂は続く2篇の痛烈な風刺の物語にある。空飛ぶ島『ラピュータ』から苦難の末、日本到着までの第3篇。高貴で知的な馬の種族と、邪悪な人類『ヤフー』が描かれる『フウイヌム国渡航記』は人間社会への呪詛に満ちている。海外では政治文学としても読まれているそうだ。
ナイス ★100 コメント(1) - 2015年12月17日
【第7回ガーディアン1000チャレンジ】小人や巨人の国へ行く話はお馴染みだけど賢い馬たちの支配する国(フウイヌム国)への冒険は知らなかった。この国には人間と同じだが不潔で醜悪なヤフーという家畜が存在する。またジブリアニメで有名な「ラピュタ」という飛行島もここが原典だとは知らなかった。単なる冒険譚としても十分面白いが、当時の英国政治や社会への痛烈な風刺がハンパない。母国に帰国した後のガリバーの反応が興味深く、すっかりフウイヌム信奉者となり「人間嫌い」になるのが、また当時の人間社会への痛烈な批判となっている。
ナイス ★85 コメント(1) - 2015年12月14日
子供時代にふれたと思っていた物語の、本当の姿にようやくふれられた心地がした。想像力溢れる奇想天外な冒険譚の中に見える、人間臭くも辛辣に語るガリバーの人物像がとても魅力的だ。鋭い観察眼と辛酸を舐めても果てることを知らぬ好奇心、数か月のうちに見知らぬ国々の言葉を理解する吸収力、人間の生理現象の欲求に対する正直さ、読み手を引き込む社会や他者への視線は、ガリバーの出会ったおとぎの国々をただの夢物語で終わらせぬ説得力で満たした。対話の数々は、はっと我が身を省みる言葉に溢れ、人間の理性を問うているようだった。
ナイス ★38 コメント(0) - 2015年12月14日
最初は、旅行ものっていうよりファンタジーって思って読んでたのだが、とんでもない風刺小説だった。後半にいくにしたがってどんどん辛辣に、また あからさまになっていく。イギリスに対する批判だったのがだんだん人間そのものへの批判に変わる。書いている段階で著者スウィフトに何かが起こったのかと思ってしまった。それほどにラストは厭世的だ。フウイヌムの君主が人間を模したヤフーについていう言葉「幸いおまえたちが発明したような殺戮機械は持ち合わせないので、、」不幸にも持ち合わせた人間。
ナイス ★21 コメント(1) - 2015年12月12日
ジョナサン・スウィフトによる、痛烈な風刺。そのように評されるには十分すぎる内容であった。個人的に一番印象に残った箇所は、バルニバービを旅した際、「女にも、美しさと華やかさに身を飾る能力に対して課税すべきだという。(中略)だが、貞操、純潔、良識、善良さは評価の対象にならない。なぜなら、徴税できるほど存在しないだろうから。」という一文。身の振る舞いを考えます……
ナイス ★1 コメント(0) - 2015年12月12日
辛辣に人間の愚かさを表す、「寓話」の皮を被った「風刺」だ。原文は簡潔な名文らしい。いつか挑戦。
ナイス コメント(0) - 2015年11月1日
ゆるふわ冒険譚などではなくとんでもない風刺小説だった.人間や人間社会に対する痛烈な批判が盛り込まれている.特にフウイヌムの国では美しいフウイヌムたちを見て主人公ガリバーは人間であることを拒絶するようになる.でも自分にはフウイヌムの社会は,それはそれで醜くつまらない部分があるように思えた.
ナイス ★3 コメント(0) - 2015年11月1日
以前、読売新聞の書評欄で小泉今日子がお薦めしてた本。ガリバー旅行記というと小人の国に行って・・・というのが有名だけど、いやいや、とんでもないスケールの話だった。その後、巨人の国に行き、なんとあの天空の城ラピュタにも行き、江戸時代の日本にもやってきて将軍様とも謁見をしている。そして馬が人間(社名の由来となったYahooと呼ばれている)を支配する国など、立場の違いによる価値観の相違を政治、法律、道徳、宗教、文化、思想、科学、経済など様々な視点から描く壮大な哲学書だ。暗記パンならぬ暗記菓子も出てきたのには驚き。
ナイス ★8 コメント(0) - 2015年9月8日
人間社会に対する痛烈な皮肉が面白かった
ナイス ★3 コメント(0) - 2015年8月4日
小人たちの国、巨人たちの国、空飛ぶ島の国、馬たちの国…イギリスに妻子を残し、懲りずに旅を続けたガリバー。それぞれの話にはメッセージが込められいる。ガリバー自身も西洋人の見方にはまっていたが、旅を通じて多様な見方を得ていく。
ナイス ★7 コメント(0) - 2015年7月31日
ガリバー旅行記ってこういうものだったのか…と意外だった。人間社会の風刺満載で、大人向けの物語だった。正直私はあまり好感は持ちにくかった。
ナイス ★12 コメント(0) - 2015年7月28日
イギリス船医の主人公が、小人の国、巨人の国、ウマが支配する国、 日本などなどを訪れます。「宝島」や「東方見聞録」といった異国情緒あふれる作品と異なり、むしろ冒険談を借りて、植民地征服に明け暮れる17・18世紀の英国・欧州社会に対する怨嗟と呪詛に満ちた内容で、ちょっと子供に見せるのは難しい。でもあのラピュタの原型やYahoo!のモチーフも登場するあたり、世代や社会を越えてインパクトを与える作品なんでしょう。
ナイス ★5 コメント(0) - 2015年7月24日
幼い頃絵本で読んだだけだったので、ラピュタがガリバー旅行記に出てくると初めて知った。作者は結構変わった人だったみたいで、過激な風刺も織り交ぜてあった。
ナイス ★6 コメント(0) - 2015年7月24日

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