86―エイティシックス― (電撃文庫)

感想
167
  • 86―エイティシックス― (電撃文庫)
    344ページ
    623登録

    あらすじ・内容

    第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、堂々発進!
    最終選考委員と、編集部一同をうならせた
    エンターテイメントノベルの真・決定版!

     サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。

     そう――表向きは。

     本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。

     死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。
     二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!

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    感想・レビュー(296)

    個人の頑張りではどうにもならない状況で、それでも諦めずになんとかしようとしたレーナと、希望を持つことも奪われた86達。でも人生投げるわけではなく、行けるところまで行こうとする姿が、気高いし切ない。SF的ガジェットや少年兵など「虐殺器官」を連想する部分もあるけれど、虐殺器官は本書の世界に例えるとレーナの心が折れて闇落ちして本番だから、ミリタリーなど共通する要素はあっても、著者が描きたいものはベクトルからして別だなあと、再読して思わされたのでした。
    ナイス ★2 コメント(0) - 3月24日
    電撃文庫の1巻目って世界観、設定などで読みにくくなる印象があったけどいい意味で淡々としててサクサクと読めて面白かったです!ですがっ!ガーターベルトにはそれに伴うむっちり感が大切だと思うんですよ!!
    ナイス ★4 コメント(0) - 3月23日
    率直な感想です。綺麗にまとまっていて面白かったです。明らかに絶望的な状況の中戦い続ける、豚と侮蔑される86の少年少女と、1人の汚れを知らず、希望を追い求めた少女の物語。こう言う設定のお話なので、基本的に戦闘はシリアスながら、ところどころコミカルに描き、収めるところに話を着地させていて、読了感がすごく気持ち良い本でした。単巻構成っぽいので、続きはなさそうですが、この作者さんの本にはまた違う本でお会いしたくなりました。
    ナイス ★10 コメント(0) - 3月22日
    私が好きな世界観ですごく引き込まれる作品だった 人間の醜さというのは既知のことだがまたこういう世界だからこそ表現できるものもあるなと 自由とは絶望とは希望とはなんなのか普通に使っている二字熟語だが深くは考えないいや考えようとしないそれは人間の醜さに繋がるから 絶望と希望は同じものだよ望むけど叶わないその表と裏に違う名がついているだけだ このセリフにハッとさせられた。 私は都合のいいようにこの言葉を使ってきたなと 物語としてはキャラに踏み込みすぎない所もある意味長所なのではないかなと思った。
    ナイス ★6 コメント(0) - 3月22日
    いや、マジオモロかったっす。名前が2種類あったりこの手のジャンルに慣れてないからか、序盤混乱したけど、SFアニメを観てるような気分でした。生き別れた兄弟とすれ違いのまま終えた最後の「ひと言」やりきれない悲しみにウルっと、隊舎に遺された白紙のスケッチブックや本棚に身ぶるいし、トドメに写真と寄せ書きはもう泣くしか、、、ってアレ、生きてんじゃん、良かった〜。実は兄はってとこ、昔やったフロントミッションを思い出した。
    ナイス ★11 コメント(0) - 3月21日
    第二次世界大戦における日系人強制収容を思わせる人の愚劣さが毒をもって描かれている無人機械兵器群と絶滅戦争を行ってる世界。人でないとされ戦場で散るが定めの少年兵達と彼らを指揮する事になった少女の交流の物語。物語の背景で浮かび上がってくる絶望の気配。終盤の展開は秀逸。
    ナイス ★6 コメント(0) - 3月21日
    とても楽しく拝読しました。読んでよかったです。あらすじでご興味をお持ちの方、お薦めします。できればではなく是非是非です。
    ナイス ★3 コメント(0) - 3月20日
    中々面白かった。俺の読む力が足りないからか読みづらく感じるところもあったけど面白かった。中盤これどうするんだよって状況から最後の展開は出来過ぎな気もするがいい終わり方だとも感じる。良い読後感だった。
    ナイス ★6 コメント(0) - 3月19日
    面白かった。死への慣れ、けれど死を悼むこと。罪悪感の放棄、人としての矜恃。その辺をテーマにこれでもかとぶち込んでエンディングまで突っ走る。とはいえ、物語の展開は緩やか。初めは全体の三割にも満たぬ情報量、そこから徐々に伏線回収=情報の開示を行っていく。その情報の開示こそが、テーマを語ることへ繋がる。不満だったのは「若干、文体が読みづらい」「終盤の展開が上手くいきすぎなのでは」の二点くらい。あと勝手に『絶望』をテーマに期待していたのだが、既存の作品に毒されていたのだろう、主旨はそこではなかった。面白かった。
    ナイス ★11 コメント(2) - 3月19日
    キャラより構成や世界観の方に力が入ってるような印象。とにかく厳しく悲惨な戦時下のそれぞれの立ち位置にいる二人のキャラを主軸にした物語。隠されていた事実や虐げられている人たちの感情をを様々な立ち位置のキャラが主人公に現実として突き付けていき、その現実の中で生きるもう一人の主人公は、自分の目的の為に命を燃やす。ラストの「おいていかないで」は中々胸に来る。一方でご都合主義的というか、サブキャラの立ち位置と関係が話の展開に都合よすぎるのが気になった。戦闘も速度感が感じられなくて好みじゃなかったようで残念
    ナイス ★4 コメント(1) - 3月19日
    電撃文庫の大賞作に言えることが、確かな筆力を持っていることと世界観を構築する上での物事を整理する力に長けていることかなと思っています。本作もいい意味でサービスがなく洗練されていて、読んでいて常に先が気になる力強さがありました。普遍的なテーマにエンターテインメントを注ぎ込んだ小説になっていたと思います。
    ナイス ★2 コメント(0) - 3月18日
    最初の回顧録に隠されてた1文と最後のページの終章には震えた。人間が如何に愚かなのかという事が如実に描かれてる。昨日まで同じ共和国市民だった者に対して白系種じゃないというだけで敵だと見做され収容され家畜や奴隷の如き扱いをする。そんなに色が嫌いなら国旗も真っ白にしてしまえという言葉は非常に痛快だった。彼らが本当の意味での自由を手にした時の清々しい表情やゆったりとした空気感は、もう二度と会えないという別れの瞬間でありながら、どこか学校が終わって遊びに行くような空気が醸し出されてて不思議と寂しさは感じなかった。
    ナイス ★19 コメント(0) - 3月18日
    かなり間をあけて読んでしまった。世界観や描写が重厚なのでストーリーとして「どうなるんだ」とぐいぐい引き込まれていったけど、途中読む期間空けても気にならなかったのは、キャラクター描写が淡白すぎて愛着が芽生えなかったからか。文体にちょいちょいクドさも感じたけど(二字熟語駆使した描写が多いとか)、まぁ慣れる。○○に似てる、てな指摘も特に気にならなかったなぁ。キレイに完結したから個人的にはここでキレイに完結させときたい。なんにせよ四の五の言わず、おもしろかったーと堪能できたっす。
    ナイス ★7 コメント(0) - 3月18日
    あとがきから入ったからガターベルト本当に関係ないねと思った。こういうジャンル自体が好き。てか続くんですね。
    ナイス ★36 コメント(0) - 3月18日
    圧倒的なほどの緻密な設定、伏線回収。美しく繊細な情景描写。すべてに引き込まれ、一息で読んでしまった。ライトノベルの真骨頂を見た気がする。 だがまだ粗削りなところも多く、兄弟間の誤解は食い違いがありすぎて悲観というより食傷気味になってしまった。 “聴覚同調”ではなく対面した元上司とエイティシックス達が導くであろう終戦が楽しみだ。
    ナイス ★14 コメント(0) - 3月16日
    今までに読んだラノベの中で一番面白かったです!!どんどん引き込まれて、最後の方なんて少しうるうるしてしまいました。次巻があるみたいなので、楽しみです!
    ナイス ★8 コメント(0) - 3月15日
    電撃大賞作で一番好きな作品は『塩の街』なのだが、それに匹敵するくらい好きな作品だと思えた。続刊にも期待したい。
    ナイス ★5 コメント(0) - 3月14日
    とても良い読後感に浸ったあとに、あとがきを読み始めたら冒頭からガーターベルトの良さについて力説されていて混乱。個人的にはガーター有りなら絶対にタイツは黒がいいと思うんですがどうでしょうか。
    ナイス ★6 コメント(0) - 3月13日
    おぉ、おぉ。こんなに面白い作品は久しぶりだ。伏線の回収も素晴らしく、キャラクターに個性がちゃんと出ていて、文もしっかりしてる。内容も、ただ醜い描写を書いてる直球な物とは比べ物にならない位には残酷な内容。肉体的、というよりは精神的な残酷さはそこら辺のダークファンタジー()なラノベより上だと、個人的には感じました。読後感も素晴らしく次巻が楽しみな作品。ただ、個人的に欠点が少しある。序盤にキャラの名前が覚え辛い。視点がコロコロ変わり少し混乱を覚える。そして、最後の欠点。続きに餓える、新刊はよ。
    ナイス ★11 コメント(1) - 3月13日
    電撃小説大賞、大賞受賞作品。後半、伏線が回収されていく様がとても気持ちよかったです。あとがきに書かれているとおり、自分の読みたいもの、書きたいものを書かれたのだな、と分かるくらい、文がいい意味でキラキラしていました。話はとてもシリアスです。文章が独特で、慣れてくると気持ちよかったです。帯にも書かれていますが、最後の一言、最高です。
    ナイス ★10 コメント(0) - 3月12日

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