私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? (講談社タイガ)

感想
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  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? (講談社タイガ)
    288ページ
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    あらすじ・内容

    夢と現実の違いとは何か?
    天然と人工物。リアルとバーチャル。自分と他者。人は何故、区別したがるのか?
    富の谷と呼ばれる閉ざされた地。そこでは新しい生き方がはじまっていた。
    富の谷。「行ったが最後、誰も戻ってこない」と言われ、警察も立ち入らない閉ざされた場所。そこにフランスの博覧会から脱走したウォーカロンたちが潜んでいるという情報を得たハギリは、ウグイ、アネバネと共にアフリカ南端にあるその地を訪問した。
    富の谷にある巨大な岩を穿って造られた地下都市で、ハギリらは新しい生のあり方を体験する。知性が提示する実存の物語。

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    感想・レビュー(506)

    ローリィが「自分は生きていない」と言ったトリック?というか、「たぶん森博嗣はこういう意図をもって発言させているのだろうな」ということがすっと自然に分かって、そのことが気持ちよかったのだけど、それは作品を読むうちに、彼の思考が私にインストールされているというか、こちらがトレースしているにすぎないのだから、それは優越を感じることでもなんでもないはず……みたいなことを考えてわざわざ書き残す、森博嗣ごっこでした。こういう「ごっこ遊び」は私にとって読書の楽しみのひとつなのです。
    ナイス ★4 コメント(0) - 4月25日
    最後のちょっとしたエピソードで、凄く幸せな読後感☆人間は人工細胞で機能を再生させて、寿命と生殖機能を無くし、どんどんウォーカロンに近付いて両者の境目は殆ど分からない。だから、タイトルの『生きているのか?』が、染みる。
    ナイス ★7 コメント(0) - 4月25日
    ☆☆☆
    ナイス ★1 コメント(0) - 4月24日
    リアルとバーチャルの境がどんどんなくなるような…現実と夢、生きていると生きていない、白と黒のようにはっきりと分かるものだと思っていたけれど、以外とその境界は曖昧なのかもしれない。
    ナイス ★2 コメント(0) - 4月23日
    躰を捨て、頭脳だけが電子世界で生活する…人間もいずれ、躰を置いて意識だけをそんな世界にログインできるようになるのだろうか…読み終わって改めてタイトルの意味を深く思う。なんだか果てしない世界、、
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月23日
    卑近な例で云えば、マインクラフトの世界に自分が擬似的かつとても「リアル」に生きることが可能になるとすれば。生きている主体はどこにあるといえるのか。そんなことを投げかけてくる小説。どうその世界を脱出するのかというスリルと共に、生きているとはどういう状態を指すのかという疑問を読者に投げかけてくる小説だったといえる。シリーズとして書かれている中の比較的新しい本書をたまたま手に取ったのだが、さかのぼって第一作から読んでみたいと思える世界観であった。
    ナイス ★3 コメント(0) - 4月22日
    Wシリーズ五作品目。表題から察してはいたが、突きつけられた世界観にたじろいでしまった。過去でのタブーが、今では当然となっている事柄は多々存在する。同様に、現在のタブーが未来も同じとは言いきれないのだ。所謂「魂の在り処」を大切にする民族であるほど、タブーには慎重だ。けれどそれはあくまでも未来を託す相手がいるからではないのか?と著者は問う。一代きりの個体であるウォーカロンと、託す相手がいない故に、科学的に命を長らえさせた人間。「生きる」為に果たして何を選択するのか。…著者からの難問がどうやらまた増えたようだ。
    ナイス ★86 コメント(0) - 4月22日
    ハギリ先生はただの登場人物とは思えないほど身近に感じるようになりました。犀川先生と萌絵のDNAを引き継いでいるのだろうか?あの頃不気味?とさえ感じていたデボラも頼もしい味方!生命の儚さは逆に貴重になる未来の予感は輝かしいのか?寂寥の極みなのか?永遠は魅力的だけれど不自由な身体を潔く捨てる事は難しいでしょうね。 ウグイさんに花は贈られるのかな?
    ナイス ★8 コメント(0) - 4月21日
    停滞気味
    ナイス ★1 コメント(0) - 4月20日
    生きていることの意義、生きていることの概念が大きくなりすぎた。ボディがなくとも生きていける究極の空間の存在☆仮想空間で脳だけで生きるとはどうゆうことなのか、それは生きていることになるのか?でもそこはしたいことが何でもできる世界。そしてその世界に閉じ込められるハギリ達3人。その世界に住まう者とデボラに助けられる。ボディを捨てるもそれに疑問を抱き始めるがその世界から出ることは…☆まさに「生きている」ということを問われている。生きているとは何をもって言うのか、難しいからこそ、最後のデボラとの会話が救いとなる☆
    ナイス ★23 コメント(1) - 4月19日
    文庫
    ナイス ★1 コメント(0) - 4月18日
    とある国にある富の谷を訪れた三人に起こる事の顛末。回を重ねる毎に宗教めいてくるなぁと思って、まあそりゃそうだよなと納得する。あそこはどう考えてもあの人のあれだな。過程がどうあれ、あと数年は生きてるだろうし、あと100年後には死んでるだろうし、どうせ暇だから仕方がないんだよな。
    ナイス ★10 コメント(0) - 4月18日
    森博嗣作品の面白いところは、同じシリーズでも作品ごとに趣向を変えてくるところだ。まあ、それで肩透かしをくうこともありますが。今回はこれ一冊でも楽しめるような物語です。シンの裏切りにより、理想郷から一変、不気味な卵工場へと変わってしまうテルグ。ウグイやアネバネの戦闘能力も封じられ、バーチャルの世界で窮地に立たされる一行。閉じ込められた絶望感は読んでる私にもグググとのしかかってきてヘビイでした。世界は広くて一生行くこともない場所だらけ。けれども、そういう行かない場所があるかないかって重要だよな、と気付く。
    ナイス ★6 コメント(0) - 4月15日
    デボラとかいうチートくんが仲間になってハギリさん無敵じゃん。怒ったマーガリンさん可愛いからって、ハギリさんワザと怒らせてない? 生命活動の定義を塗り替えるような出来事起きてるけど、それがディストピアに見えないのは、慎重な考察の積み重ねの賜物。生理的な視点と理性的な視点の落としどころなんて存在するのかなあ。本当にめちゃくちゃ面白くて次巻楽しみ
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月15日
    「図星を指されました」
    ナイス ★3 コメント(0) - 4月15日
    岩場の地下に構築された、閉鎖された空間「富の谷」に潜入したいつもの3人。「生きている」とはどういうことなのか、という問いに対するハギリの思考が全編に渡って続く。前回のウグイに続き、今回のラストはデボラが可愛らしくなってくるのが面白い。
    ナイス ★5 コメント(0) - 4月15日
    【生きている】の定義が生殖するとか肉体を持っているとかを越えて、【自分が生きていると思うか】までいってまうとは……。未来のバイクの描写が面白かったな。ヘルメットとか実現したらいいかも( ´∀`)
    ナイス ★8 コメント(0) - 4月15日
    生きているのか?生きていないのか?解釈は人それぞれ。
    ナイス ★6 コメント(0) - 4月14日
    デボラが人間くさくなってきている。より境界線は不鮮明になってきたな。人間だけの集落の次は真逆のウォーカーロンだけの村。そしてとうとう肉体を離れると。 肉体を無にしてもそれはヒトなんでしょうか。ヒトとは思考と肉体、いずれか片方なのでしょうか。生きているものだけが、自分が生きているかどうかを考える。このシリーズ、毎回思考ループだなあ。そしてデボラ無双。
    ナイス ★26 コメント(0) - 4月14日
    ストーリー的にも山場があり、ドキドキしました。けれど今回はDr.ハギリの思考がより興味深く、かつ笑えて!読み飛ばすのは惜しいし、早く先に進みたいしで、勢いよく読み進んだかと思うとページを戻っては笑い直したりしていました。ハギリ先生、私にも花束を!(笑)
    ナイス ★16 コメント(0) - 4月14日

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