旅のラゴス (新潮文庫)

感想
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  • 旅のラゴス (新潮文庫)
    232ページ
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    あらすじ・内容

    北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か? 異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

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    感想・レビュー(9279)

    二千年前人類が宇宙船でやってきた移住先の世界で、その先祖たちが遺した膨大な数の書物を読破するために旅をするラゴスの一生が描かれている。道中で様々な境遇に身を置くのだが、ラゴスはそれを持ち前の見識や経験によって対処していく。その対処が上手くいってしまうところに痛快感があると同時にファンタジーがあると思った。最終的にラゴスはデーデの幻想を追いかけ極寒の森に一人死にゆくのだが、旅の終わりと人生の終わりが重なる瞬間であること気づき、人生は旅のようであるとはよく言ったものだと思った。夢想的な一冊。
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月22日
    ★★★★☆
    ナイス ★2 コメント(0) - 4月21日
    ysk
    評価が高く読んだ作品。 読み慣れないSF小説なので、初めては読むのにイチイチ時間がかかったが、読み進めていくうちにグイグイ引き込まれていった。 究極的にフィクションで感情移入出来なかったが、読み終えた後は、評価どおり余韻が残った。 主人公の客観的視点での物事の捉え方に興味が湧く。
    ナイス ★13 コメント(0) - 4月20日
    筒井作品は傑作揃いだが、中でもこの作品はトップ10に入る一作。
    ナイス ★5 コメント(0) - 4月20日
    pe
    ★★★★★ 色々な所に連れてってくれる小説でした。にしてもラゴスモテモテだな。。。
    ナイス ★10 コメント(0) - 4月18日
    ✩✩✩
    ナイス ★1 コメント(0) - 4月17日
    om
    ややご都合主義な面を感じる人も多いと思うけれど、とても面白かった。旅とは。人生とは。このタイミングで偶然手にとったことも意味がある。心に染み入る言葉があったのだけれど、思い出せないのでまた読むことになるだろう。
    ナイス ★13 コメント(0) - 4月17日
    息子と旦那が偶然同じものを買い、うちに二冊もあるので読んでみた。いきなり想像力を掻き立てる生き物が出てきてなんとなく読み進んだが面白くなってきたのはラゴスが本を読みだしてから。それにしてもハイスペックでモテまくりのラゴス、髭があるあたり想像しにくい。最後まで顔が定まらず読みました。
    ナイス ★17 コメント(0) - 4月16日
    今後好きな本は?と聞かれる機会があれば間違いなくこの本の名を挙げるだろう。「旅をすることによって、人生というもうひとつの旅がはっきりと見えはじめる」どんな困難にぶつかろうとも前に進み続けるラゴス。彼の歩みを止めさせぬ強い意志に感動した。独特な世界観には読み手を一瞬にして引き込むパワーがあり、過去ではなく未来のような気もするし、もしかしたらこの物語の世界と、いま私たちが住み慣れている現実世界は交互かつ連続的に起こっているのかも…?などと妄想が膨らむ。一方で現代の私たちに終焉の迫りを暗示しているようでもあった
    ナイス ★23 コメント(1) - 4月16日
    実は母校の先輩なのに、あまり読んでなかった筒井康隆。こんな面白い本も書いてるのか―!ほんっとに凄い!ちゃんとファンタジーやってるし、SFの部分も考えてあるし、文明の興亡についても触れてるなんてやばくね?こういう筒井本ならもっと読みたい!こりゃ、傑作だわ。
    ナイス ★42 コメント(2) - 4月16日
    図書館で借りて、読了。
    ナイス ★2 コメント(0) - 4月16日
    誰かも書いていたけど、現代版ガリバー旅行記のようでした。30年も前に書かれた本だったんですね。壁の通り抜けの最後、もし意識があるとしたら、最悪な状態です。心に残ったこと:流石リーダー、いったん任せると決めた以上は自分も含め全員におれを信じるよう説き始めた。膨大な歴史の時間に比べれば一生の時間など焦ろうが怠けようが微々たるもの。人間はその一生のうち、自分に最も適して最もやりたいと思うことに可能な限りの時間を充てさえすればいいはず。
    ナイス ★29 コメント(0) - 4月15日
    Rrr
    ラゴスが完璧人間でした。不思議な世界観が素敵。旅っていいなあ。文明が一度失われた世界で、再びそれを取り戻そうとしているのが面白い。
    ナイス ★13 コメント(0) - 4月14日
    ラゴスが学術的興味のために好き放題しながら旅をする。魅力的な女性と結婚したり子供まで作ったりしても一切省みず、ただ淡々とことをこなして学術的にも評価され、王様にもなり、最終的に一人旅に出ておわる。「富、名声、力」そこに全てを置いてきた、的な。男の妄想を全て具現化したいってみれば「東京大学物語」の様な感じかな。最初は全く進まなかったけど途中からようやく楽しみ方が分かってきました。著者の作品は初めてでしたが別の作品も読んでみたいと思います。
    ナイス ★21 コメント(0) - 4月14日
    ★★★★☆ 相対性理論により光速で飛行する宇宙船は、止まっている世界より時間は遅く流れる。地球への帰還を目指す宇宙船は、見知らぬ惑星に不時着する。そこは高度に発達した猿によって支配される二千年後の未来の地球であった‼︎かの有名な映画を髣髴とする冒険譚。空間転移という集団ワープ、壁を通り抜ける男、予知夢を見る女、空中浮遊できる少女、録音できる少年…特殊能力に心躍る。人生という険しい旅路の中で、多岐に渡る学問を習得し、文明や社会の進歩・変革に尽力する過程が面白い。だが終幕に吃驚仰天がなく、少し物足りなかった。
    ナイス ★32 コメント(1) - 4月12日
    何十年かぶりに読んだ筒井康隆。ああ、こんな感じだったなと懐かしさが蘇った。さて今回のは、日常する超能力に忘れられかけられた過去の超高度文明の遺産。よくもてるが意外に純愛なエッセンス。そして一人の男のロマン溢れる旅と人生。少し欠けた要素のまま完結していく小さなお話が最後のシーンで、実はこういうことではなかったのかと様々に空想を羽ばたかせてしまう幸せがここに。読了後の解答の無い悶絶と豊かな妄想への第二の旅路へ読者は誘われるかも。
    ナイス ★30 コメント(0) - 4月11日
    ★★★★☆ 文明が失われ、荒廃した世界を延々と旅するラゴス。彼が様々な土地で、過酷な目に遭ったり、色々な文化と人生に出会う様を、SFを交えて描いている。連作短編で、どの話もそれぞれの味があって素晴らしかった。ラゴスに降りかかる苦難に心を締め付けられ、また彼が平穏な生活を送る時には、こちらも安心して読み進める。正にラゴスと一体になって世界を冒険出来る物語だった。どのようなラストを迎えるのか楽しみで読み進めると、これ以上ない素敵な結び方をしていた。傑作ですなぁ。
    ナイス ★29 コメント(0) - 4月10日
    これは良い筒井康隆。面白かった。一気に読めました。
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月10日
    旅のラゴス、道中色んな事があって、捕まって奴隷にされたりしてる割には淡々と旅が続いていく。ファンタジーな部分が楽しく、引き込まれて読み進んで行きました。ラゴス、モテすぎやし、最後もやっぱり旅に出るんやね〜と納得して終了。
    ナイス ★22 コメント(2) - 4月10日
    最後までワクワクしながら読んだ。まるで自分も一緒にラゴスと旅をしたようだった。知ることこそが人生なのかもしれない。
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月10日

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