夜のピクニック (新潮文庫)

感想
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  • 夜のピクニック (新潮文庫)
    455ページ
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    あらすじ・内容

    夜だから、いつものみんなも違って見える。私も少し、勇気を出せる。
    高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

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    感想・レビュー(25703)

    ただ歩く話と聞いてずっと読まずにいた作品。恩田作品を読むのは2作目だが、この作家は場の雰囲気を書き込むのがうまいし、登場人物それぞれの立場に読者を引き込むのもうまい。三人称なのに一人称視点でどう見えたか、どう感じたかを描いている。例えば、貴子が融と目が合った。どういう目をしていてどう感じたか。三人称視点でもあるので、情景描写や時間経過などに一人称を潜ませている。 「そうか、そうだよな」「なにかあったのかな」 するりと登場人物たちの感情を読者の心に植えつけるので読まされている意識が少ない。 いいな青春
    だいぶ前に読んだ作品。読み終わるのがすごい名残惜しく感じた。融と貴子の感じはそりゃ端から見たら誤解するよね(笑)ギクシャク感に私はなぜかニヨニヨした(^ω^)
    ナイス ★6 コメント(0) - 4月27日
    学校行事の歩行祭。ひたすらに歩く融と貴子は二人の関係性ゆえに互いに距離を置く、この歩行祭で距離が縮むのか?歩行祭で何か変わることがあるのか?融、貴子双方に友人がいて、友人たちに励まされ、理解してもらいながら成長していく青春物語は実に爽やか。団体歩行では人の集団と心の塊がシンクロし、個人歩行ではスピード感が一気に増す。それぞれのキャラにそれぞれ魅力があって、辛くても一緒に歩きたくなってしまう。『共に歩む』っていうのは実に素敵だなと感じる。
    ナイス ★30 コメント(0) - 4月27日
    76-10-20170426 自分も高校時代を思い出した。男子校での遠足。ひたすら歩くだけの、本当の遠足。この本と違ったのは異性がいなかったこと。チキショー。417頁の貴子のお父さんの墓参りの箇所で涙が溢れた。この場面が一番感動した。第二回本屋大賞作品でした。
    ナイス ★29 コメント(0) - 4月26日
    これは青春だね、青春小説の傑作だね。『青葉繁れる』『ライ麦畑で捕まえて』あたりと並んで、こいつは将来にわたって読み継がれるのではないだろうかね。どっちかが不治の病に冒された男女のしんねりぐっちょり、とか、援交女子高生の愛とセックスと苦悩、とかみたいな、扇情的で低劣な物語ではない。高校生というものは、経験と知識が不足しているため、大人と比べて動物に近いものだが、それゆえに生まれる青春に特有の心の揺らぎが非常に上手に書けている。男は桐野や、コーンウェルなどに対して、「もう勘弁してくれよ」と辟易する男は多いと思
    ナイス ★25 コメント(0) - 4月26日
    青春です☆☆☆☆☆
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月26日
    ★★★☆☆ 高校生のとき、カップルがいた。男は僕の友達で、事あるごとに、彼女の悪口を言っていた。僕は無性にそれがめんどくさかった。あるとき彼女の友達から相談があった。カップルの男は普段どんな悪口を言っているのかと。洗いざらい話した。今思えば、少しは寛大な気持ちになってあげればよかった。
    ナイス ★26 コメント(0) - 4月25日
    みんなで、夜歩く。たったそれだけのことなのにね。どうしてそれだけのことが、こんなに特別なんだろうね_たった二日歩くだけ。けれどそこに、高校生活の青春全てがある。何気ない会話も、全部が輝いて見えた。心の動きが丁寧に描かれていて、一緒に歩いている気持ちになる。今この本に出会えて本当に良かった。いつも私の隣にいてくれる人達をこの先もずっと大切にしたい。
    ナイス ★37 コメント(0) - 4月25日
    まぁまぁ
    ナイス ★6 コメント(0) - 4月24日
    本屋大賞作品。全校生徒が一晩かけて、夜通し歩き続けるというあり得ない設定の歩行祭。でも読み続けると、実際にありそうな感覚になり、また、自分も参加してみたいとまで思い、高校時代を思い出したりもしました。ページの半分くらいで、主人公が密かにかけてた賭けに勝つのですが、その内容が本当にささやか過ぎて、でもそれがすごく大きな事で、グッときました…。全体的にほっこりする物語なんですが、何度か目頭が熱くなりました。この本は、終わるのが勿体なく、いつまでも読み続けていたい、そんな作品でした。相当名作だと思います。
    ナイス ★50 コメント(1) - 4月23日
    恩田さんは結末がはっきりしない物が多いので最近は読んでいないのだけど、これは好き。
    ナイス ★37 コメント(0) - 4月23日
    「蜜蜂と遠雷」図書館予約がなかなかの待ち。待ちわびて本作を再読。やっぱりおもろいわ。キャラすべてに無駄なしでサクサク読みやすい。何とも言えない高校生の気持ちが素直に表現されてて胸にささる。第2回の本屋大賞頷けるわね。。今年のも早く読みてえ~。。
    ナイス ★38 コメント(0) - 4月23日
    「蜜蜂と遠雷」が面白かったので、まだ未読だったこちらも読んでみた。 「歩行祭」という、ただひたすら歩くという高校の行事の一日半を描いたもので、話にそれほどの大きな起伏があるわけでもないのに、情景や登場人物の心象が手に取るようにわかって、あたかも自分がその場にいるような気がし、我々の高校時代になんとも似ているような錯覚さえ起こしてしまう。恋愛や友情ではなく、異母きょうだいという複雑な関係による葛藤やそれを乗り越えることをこんな風に爽やかに描ける恩田さん、さすがです! いいなあ、青春!
    ナイス ★41 コメント(0) - 4月22日
    登場人物がみんな穏やかで、賢くて良い人だった。歩き続ける学校行事の中にたくさんの思いが見え隠れしている、せつなくて穏やかで爽やかな本だった。
    ナイス ★35 コメント(0) - 4月22日
    最近 テレビで名前を知った作家さん。図書館ですぐに借りてこれたのが、この夜のピクニック。ただひたすら80㌔を歩く歩行祭という伝統行事。そのたった2日間の祭りのなかある悩みを抱えた高校生がそこである掛けをして、、という話し。たぶん高校生の話でここまで夢中になって読んだのは 山田詠美の僕は勉強ができない。以来だ、、いいな青春。通過したあとで、ずいぶんたって気づくんだ。
    ナイス ★38 コメント(0) - 4月22日
    高校の、「歩行祭」という、一昼夜歩く行事の話。 複雑な思いを持ってた異母兄弟が最後にはわだかまりがなくなって良かった。 The 青春!
    ナイス ★33 コメント(0) - 4月22日
    恩田作品らしい学生の青春ものだったー!でも嫌みじゃないのがいいのよねー
    ナイス ★29 コメント(0) - 4月22日
    『未来』にフォーカスを合わせるとさ『現在』がボケちゃうんだよね。『現在』がボヤけたまま過ごしていると、振り返った時に何も見えないんだよね。だから、大事なのは『今』を感じること。『今』を精一杯生きること。『今』しか出来ないことをすること。だと思うんだよね。でもさ、ホントにタイミングというのは大切で、この本は高校生の時に出会っていたかった。。。そうすれば、今とは違う感覚で読めたと思う。
    ナイス ★33 コメント(0) - 4月22日
    中1のクソガキのときに初めて読んで、大学生(未だクソガキ)の今読み返しました。 どんなことでも、「最後」となると、寂しいような感情になる。高校生の頃、苦しくて仕方がなかったことも、今振り返るとほんの一瞬で、今ではあの頃に戻りたいとすら思ってしまう。 昨年、一昨年と積み重ねて気づくともう戻れないところに来てしまう。
    ナイス ★39 コメント(0) - 4月21日
    賭けに勝ったら父親のお墓参りに誘う。そちらだけのほうが自分的にはしっくり収まったかな。父親のお墓参りにいく『兄妹としての二人』を想像して、落ち着く所にたどり着いた安堵の気持ちが生まれたもん。融の貴子家訪問は好きな男子を母親に紹介する甘酸っぱさを含んでしまい、融母の参戦も避けられない絵になるじゃん。そうか!全編通して兄妹の禁断の愛を匂わし続け、二人ともモテモテ三角関係描いていたのはそういうことか!わードロドロだ。夜のピクニックって、そっちか!作者やるな!
    ナイス ★37 コメント(0) - 4月21日

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