火車 (新潮文庫)

感想
4226
  • 火車 (新潮文庫)
    590ページ
    28147登録

    あらすじ・内容

    【山本周五郎賞受賞作】カード破産の凄惨な現実【現代ミステリーの金字塔TOP3】
    休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

    あらすじ・内容をもっと見る

    感想・レビュー(22567)

    中学生の時に叔母から貰った一冊です。当時は出てくる言葉が理解出来ず、5年以上本棚に眠っていましたが、ようやく読めました。"幸せ"は簡単には掴めないからこそ価値があるのか、はたまた一部の人にしか掴めないからこそ人はそれを求めるのか…、どちらも言えるのではないでしょうか。「足なんか生えなくてもいいじゃないか。立派に蛇なんだから。」というフレーズが、ずっと頭に残っています。
    ナイス ★20 コメント(0) - 4月23日
    ひたすら引き込まれた。婚約者の前から突如姿を消した女。その足跡を辿る過程で戦慄するような事情が浮き彫りになり、その戦慄は徐々に哀しさを帯びる。エンタメ性に溢れた中にカード破産問題や戸籍のからくりなど綿密な取材を織り込ませた社会派小説。彰子はどうなったのか、姿を現した彼女は何を語るのか、余韻の残る終わり方。
    ナイス ★27 コメント(0) - 4月22日
    TAM
    単なる失踪事件が、こんなに深いことになるとは思わなかった。休職中の刑事が失踪者を探すのだが、警察手帳を使えないもどかしさがに、逆にワクワク感を増長させられた思いがした。
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月21日
    カード破産、ローン破産。今でも身近で解決してない問題に翻弄される人々。幸せになりたかった、それだけ。幸せになることって難しいのかもしれない。
    ナイス ★17 コメント(0) - 4月21日
    初宮部。クレジット社会の仕組みと自己破産について学べる本。社会的なテーマがしっかり据えられている上にミステリとしてもかなり良質。主人公が犯人を追い詰める最後まで犯人の肉声が出て来ない構成も良し、主人公が休職中の刑事なので警察手帳を使えない有能な一般人レベルになっているのも良い塩梅でした。『ブレイブストーリー』の原作でキッズ向けなイメージしかなかったけど、これから宮部みゆきも読書リストに入れておこうかな。
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月19日
    ☆☆☆☆
    ナイス ★7 コメント(0) - 4月18日
    久しぶりに再読。20年以上まえの話。結末分かっているのにグイグイ読める。喬子さんが夫と官報で父親を探すシーン、何とも言えず涙が出て来る。なんでこんなに悲しく辛い目にあわなきゃいけないのか。幸せになりたかっただけなのに。
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月17日
    3 p120挫折
    ナイス ★5 コメント(0) - 4月16日
    恐らく高校生の時に読んだ以来の再読。今はネットがあるので今回の事件はもっともっと巧妙になるのかもしれないが、それでも日常で起こりうる事件だということを感じさせ、クレジットカードの怖さを改めて知る。犯人の背景も丁寧に書いていて、何故このような犯行に至ったのか知ることが出来る。王道ミステリー小説で、最初から最後まで読む手が止まりませんでした。
    ナイス ★36 コメント(0) - 4月16日
    作中で、クレジットカードや消費者金融について、学校で教育することを言及されていましたが、まったくその通りだと思いました。20年以上前の小説でありながら、今現在でも解決されていない問題だと思います。
    ナイス ★23 コメント(0) - 4月15日
    友人のお薦め本。私も20年前にとても大きな失敗をしているだけに、彰子さんが他人だと思えなくって。この春、出会った、その友人に私の過去が見えたの?とか邪推してしまうぐらいでした苦笑。読了後、娘と『3月のライオン 前編』を観てきました。深い時間に漂っております。
    ナイス ★17 コメント(0) - 4月15日
    設定が非常に興味深く、読み出したら止まらなくなりました。喬子がなぜあんなことをしなければならなくなったのかが丁寧に書かれていて、悪いのは人ではなくそういう社会なんだって言っているように感じました。が、許されることではなく、火車というタイトルになっているのかなと思います。ラストは好みの終わり方で読者の想像力を掻き立てられます。
    ナイス ★19 コメント(0) - 4月14日
    王道鉄板のミステリーなのにまだ読んでいなかったので読んだ。しかも恥ずかしながら初めての宮部みゆき作品。 最初の100ページで文字通り物語に引き込まれ、最後の100ページで物語に翻弄され圧倒された。 社会派のミステリーでありながらスラスラと読める文体、そして読み応えのある物語。何年も読まれ続けるわけだ。最高。
    ナイス ★19 コメント(0) - 4月11日
    KI
    幸せになりたかった、それだけ。
    ナイス ★22 コメント(0) - 4月11日
    宮部みゆきさんのファンになるきっかけの作品だったので十数年ぶりに読み直してみた。緊張感を持って読み続けることのできる秀作です!主人公が休職中の警察官という都合のいい設定を除けばどこに転がっていてもおかしくない展開がリアルなサスペンス 出来れば最後に犯人の言葉が聞きたかった。主人公の心理描写が作品のテーマだから仕方ないのかな?
    ナイス ★20 コメント(0) - 4月10日
    最後の一行を読み終えた後、頭の中で勝手に流れ出すエンドロール。何度目の再読になるかな。20年前、宮部みゆきに出逢ってしまった衝撃。最強の一冊。喬子の過去や想いを今までこんなに受け止めてあげたことはなくて、だって赦されることではないから彰子や保の気持ちを汲んでしまうから、でもどうしてか辛かったんだ今回は。喬子と保に挟まれた板挟みの感情を抱きながらのラストは本当に重くて、これ以上の終わりはないと断言できるはずなのに喬子の声が聞きたいと思ってしまった。深い余韻の中にしか存在しない彼女の言葉、触れられない実在感。
    ナイス ★39 コメント(6) - 4月8日
    引き込まれました。
    ナイス ★11 コメント(0) - 4月8日
    重いなー 最後きょうこがすごい普通の人であっけにとられたけど、そんなもんなんだろうな 普通の人なんだよな
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月8日
    クレジットカードローン破産。他人に成り代わる。徐々に感じる犯罪の臭い。しかし、犯人は登場しないで追う刑事の推量で物事が進む。犯人は何を考えているのか?水元(公園)、亀有、方南町、宇都宮、難波。読書楽しみました。
    ナイス ★118 コメント(3) - 4月5日
    20年近く前に書かれた物のようなので現在とは異なる部分もあったけれど、一気読みのおもしろさ。失踪した女性の足取りを追ううちに見えてくる様々なつらい過去。でも、だからって他人を不幸にしていい理由にはならないはず。
    ナイス ★36 コメント(2) - 4月2日

    あなたも読書メーターに登録して感想を投稿してみませんか?

    宮部みゆきの関連本

    この本を読んだ人がよく読む本

    火車をシェアする

    火車の 評価:70 感想・レビュー:4226