BUTTER

感想・レビュー(16)

木嶋佳苗をモデルにした、ノンフィクションのような、フィクション。リアルだった。週刊誌で働くりかは拘留場の彼女に会うために様々な有名店の料理を食べ歩き、彼女のレシピで料理をし、時には彼との関係も巻き込んでインタビューを続け、いつの間にか彼女に飲み込まれそうになる。どの場面にもバターが登場する。今にも芳醇な香りがただよってきそう。働く女性の、女性同士の、社会の圧力の、色々つまった作品だった。東京の有名店の美味しそうな料理の数々。自分で料理をすることは自分を少し大事にすることなのかもしれない。
読んだあとバターのように理性が溶けてった。
連載も読んでいて大好きなので発売日購入!ぴったりの表紙と吸い付くような表紙の質感。ナイルパーチが好きな人には、私も含めクリティカルだと思います。でも、苦手だった人は絶対ダメでしょう。とにかく女、女、薫ります。こんな毒とジリジリする文章を待っていた。そして、濃厚な食テロも沢山。漕ぎ出しは飄々、だんだん不安になり、気づけば女たちの暴走、もう最高。社会問題もまじえてリアルとエンタメさのはざまに常に立っている感じ。ざわざわしたい本が読みたい人にお勧めです。友人の玲子や、その関係が非常に引き付けられる
ナイス ★16 コメント(1) - 4月21日
何かに夢中になるということと、溺れることはとても似てる。その一線を越えた先にいる存在をどこか見下しながら読み進めていくのだけれど、気づいたらその境界線が見えなくなっていた。そんな感じでした。これを読んでエシレのバターが食べたくなっちゃう段階で、私もこの人に囚われてしまう一人なのかもしれない★★★☆☆
ナイス ★1 コメント(0) - 4月21日
ここにオンナの一生の全てがある。 母と娘の、父と娘の、女と女の、そして男と女の、愛と憎。 子どもの、思春期の、適齢期の、女としての価値とその揺らぎ。 シングルマザーの、働く女の、子を欲する女の、悩みと迷いと決意。 その全てを濃厚なバターでくるみ、これでもかこれでもかと突きつけて来る。 あの、木嶋佳苗の事件があった時、私は何を思ったか。なぜ多くのオトコがあの決して若くも美しくもないひとりの女に溺れ、そして死んでいったのか、と首をかしげたはず。なぜだ?と(つづく
ナイス ★11 コメント(0) - 4月20日
ミステリーかと思い読み始めたら、さすが「ランチのアッコちゃん」の作者らしい腹ペコ本だった。木嶋佳苗と美食を見事にからめ、人間描写がすごい。読んでいると夜中にお腹が空いてたまらなくなるし、日本女性は痩せていることに執着しすぎだ、ふとったっていいじゃない、などと相当感化されるので、覚悟が必要。
ナイス ★5 コメント(0) - 3月27日

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