村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事

感想・レビュー(116)

村上春樹が訳した本、全体像を見るとこんなになってるんだ!というのがまず驚きでした。私もサリンジャーのライ麦畑は、野崎訳が染み込んでいるので村上春樹が訳した時にどうだろう?と思いましたが、とても良かったのを覚えています(現代的になりました)。間に柴田元幸との対談が入っていてここも非常に読みどころでした。翻訳にまつわる話、彼との翻訳のスタイルが微妙に違って微妙に同じで、とそのあたりなるほどなあと読みました。しかしこうしてみると村上春樹自身も言及していますが安原顕の存在は大きいなあと改めて思いました。
ナイス ★3 コメント(0) - 4月27日
初読。図書館。小説家・村上春樹の本はほぼすべて読んでいるが、翻訳家・村上春樹の仕事はずいぶん前に数冊しか読んでいない。どの作家にものめりこめなくて、「翻訳してる時間あったら新しい小説書いてくれよぉ」と思ったものだ。でも村上さんにとっての仕事としての翻訳の話はとても面白くて、今は「翻訳したいだけしていただいて、さらに新しい小説もお願いします」と思っています。
ナイス ★6 コメント(0) - 4月26日
私はハルキストでも村上主義者でもありませんが、村上春樹の新作は小説も翻訳物もコンスタントに読んでいます。数えてみたら翻訳物は約70作の内、30%程度読んでいました。翻訳に関しても、下訳は一切利用しない他、著者の拘りが感じられました。中では『グレート・ギャッビー』と『キャッチャー・イン・ザ・ライ』がオススメです。
ナイス ★116 コメント(2) - 4月25日
村上春樹さんは小説家ではあるが、翻訳家というのはあまり知られていない(いや知られている?)。カーヴァー、フィッツジェラルド、チャンドラーなど、かなりの量の翻訳を行なっている。本書はこれまで翻訳されてきた本を、村上春樹さんご本人が紹介しながら振り返っている。おかげで、また読みたい本が増えてしまった!ふと気になったのは、(最近読んだ)四角大輔さん生活リズムは、村上春樹さんの生活リズムと似ている。早起き、午前は創造的な仕事。午後は運動。日が落ちてから仕事厳禁。早寝。
ナイス ★32 コメント(0) - 4月25日
jun
私にとって村上春樹は小説家としても一流で、翻訳においても素晴らしい。こんな方、そうそういません。同じ時代を生きているということだけでもうれしいです。仕事に対する姿勢というのは対談の端々からもにじみ出ていますね。好きこそものの上手なれなんですね。
ナイス ★20 コメント(0) - 4月24日
Fe
中央公論新社 2017年3月刊。村上春樹翻訳作品をレイモンド・チャンドラー六冊以外はほとんど読んでいないので、チャンドラーの所だけ拾い読みしようと手にしたのだけれど、200ページ弱を一気に通読してしまいました。柴田元幸さん(1954年生まれ)がチャンドラー以外の訳稿チェックを担当してきたことを知らなかったので驚き感心しました。就職して二年目の1979年、第22回群像新人文学賞受賞作を掲載している『群像』1979年6月号で『風の歌を聴け』を読んで選評で丸谷才一さんが誉めていたことを思い出したりしながら読了。
ナイス ★34 コメント(2) - 4月24日
翻訳に関して、努力ではなく楽しみから始まった興味ありあり本。自分の満足してる仕事をできている人は少ないけど、好きこそ仕事の楽しみなれとでもいうのか、神がかかってる本でした、カラーなのもいい!やはり変人や奇人は面白い、真似して車の中で歯を磨いてみたけど初日で断念、あんたすげえよ…
ナイス ★13 コメント(1) - 4月24日
Y
これまで読んできた小説全般を村上春樹なしで成立しないと言えば言い過ぎになるけれど、外国文学に限って言えば村上春樹なしでは成立しないくらいに村上春樹の訳したものによって読書遍歴が形づくられている。外国文学は読みにくいものだと思って食わず嫌いしていた頃にグレートギャツビーやティファニーで朝食をなどといった名作に出会い、感動した体験があるからこそこれまで多くの世界文学を読んできた。柴田元幸との対談での翻訳者の立ち位置が低いという話が面白かった。村上春樹の翻訳が好きな人にとって一読の価値ある一冊だと確信している。
ナイス ★26 コメント(0) - 4月23日
村上春樹氏が、日本の作家界においても、翻訳界においても、革命児だったということがひしひしと伝わってくる一冊。「ロンググッドバイ」を早急に読みます。
ナイス ★28 コメント(1) - 4月22日
★★★☆☆村上春樹の書いた本はほとんど読んでいるが、さすがに翻訳本は読んでいないものも多い。読もうと思ってたんだけどなあとか、こんなのもあったのかとか思いながら、村上春樹の解説を読んだ。 柴田元幸との対談は、この本の中の解説や過去の別の本の内容とかぶるところも多かったね。ただ、村上春樹ファンなら持っていてもいい一冊でしょう(カラーページも多いし)。
ナイス ★12 コメント(0) - 4月21日
村上氏のようにものすごく売れている作家が㌿翻訳も多数てがかけていのを他に知らない。この本「ほとんど全仕事」に掲載されている数も大変なもので、チャンドラーやフィッツジェラルドは村上氏から知ったし翻訳本をほとんど読まない私もかなり影響を受けていたことにあらためて気付かされた。
ナイス ★11 コメント(0) - 4月20日
翻訳した本がカラーで紹介されて、ちょっとした裏話が楽しめる。カーヴァーの作品全て翻訳しているところなんか、さすが村上春樹っていうか、神です。村上春樹曰く、“有形無形のいろんなものを、ぼくはカーヴァーから受け取ることができた” だそうです。なるほど。
ナイス ★28 コメント(0) - 4月19日
村上さんご本人による翻訳作品クロニクルと柴田さんとの対談など。村上さんがこれまでに出した翻訳本は70冊余り。私が読んだのはそのうち8冊。「極北」がすごく好きだけど、村上さんじゃなかったら読んでなかっただろうな。「バースディストーリーズ」ではトレヴァーとの出会いがあったし、村上さんのおかげで世界が広がったなあと思いつつ。未読で読みたいと思ったのは「大聖堂」と「ロンググッドバイ」、グレイスペイリー。対談も楽しかった。村上さんが自分で勝手に本をでっち上げて書評の仕事をしたという話にはびっくり。
ナイス ★27 コメント(0) - 4月18日
初期の頃の翻訳は何冊か読みましたが、最近はあまり読んでいないなぁ。 フィッツジェラルド、カーヴァー、アーヴィングなど。 年齢とともに翻訳されたものよりも、日本の作家のものを読むようになったからだろうか? 村上さんの翻訳に向かう姿勢に頭が下がるばかりです。
ナイス ★32 コメント(0) - 4月17日
翻訳はもしかすると、村上前と村上後で別れるかもしれない。村上さんは優れた作家であると同時に優れた翻訳家であると思う。
ナイス ★8 コメント(0) - 4月17日
網羅するためではなく、並べるためでもなく、絞りこまんがために、読む。という自戒。
ナイス ★44 コメント(0) - 4月17日
村上春樹の翻訳書は2冊(うち1冊は絵本)しか読んだことがないのだけれど、「やっぱり春樹の文体になってるなあ」と思ったので、正直そこで二の足を踏んでいるというか、他を読むのを躊躇してしまっていた。しかし本書には真逆のことが書かれていて、うーん、たまたまだったのか、こちらの思い込みか。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』はどちらの訳で読むべきか…。ただ、他のいろいろの翻訳は読んでみたくなった。
ナイス ★13 コメント(0) - 4月15日
村上さんが小説を書く傍らで、翻訳も手がけていることは知っていましたが、改めて翻訳について語ると、その想いの深さに感心させられます。好きではないとできない翻訳という仕事。それを長く続けてきたことは、海外文学に魅せられているところが少なからずあるのでしょう。前半に紹介されていた翻訳本の多さには驚きです。作家としてのみならず、翻訳者としても素晴らしい人であることを改めて感じました。
ナイス ★108 コメント(0) - 4月12日
小説を書いていないときは翻訳をしているという村上春樹の言葉を聞くたびに、ビートたけしの振り子理論を思い出す。芸人として思いっきりバカなことをするおかげで振り子が大きく振れ、対極にある監督業が冴え、映画が賞を取れば、芸人に戻った振り子が劇的な笑いを生むというたけしの振り子理論は、そのまま春樹の小説と翻訳に置き換えることができそうだ。小説で使う脳の場所とは別の場所で翻訳をするからこそ、春樹にとって振り子になるはずだ。そもそも、これほど多くの翻訳を手掛けた小説家は、ほとんど存在しない。(つづく)
ナイス ★39 コメント(1) - 4月11日
村上春樹という人に少なからず影響を受けて、その翻訳もいつからかチェックするようになりました。35年間も翻訳を続けるなんて本当に心から好きでないとできないよなぁと、感心、嘆息しまくりで読み終えました。まだずいぶん読んでいないものもあるので、近々全作読破したいです。
ナイス ★8 コメント(0) - 4月10日

あなたも読書メーターに登録して感想を投稿してみませんか?

村上春樹の関連本

この本を読んだ人がよく読む本

村上春樹 翻訳全仕事をシェアする

村上春樹 翻訳全仕事の 評価:100 感想・レビュー:59