グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

感想・レビュー(4332)

小説って凄いもんだなと思わずにはいられなかった。これが本を閉じた時、とても深い物語の世界に、現実と何か繋がっている不思議な世界へ暫く滞在して何かを持って帰ってきたような、凄い感覚を覚えた。残念なのは私の脳がこの物語の奥深さを1度読んですべて覗き見るだけの能力を持っていなかった事。そういう本なのかなこれは。また今度読もう。魔力のようなものを持った本でした。しかしまあ、翻訳される前のこの物語が1925年に出版されただなんて!時間を超越する魔力すら持っているのか。
ナイス ★8 コメント(0) - 4月19日
old sportは、オールドスポートと訳すしかなかった、と言う村上春樹氏のあとがきにとても感銘を受けた。 名作中の名作。
ナイス ★4 コメント(0) - 4月16日
村上春樹訳本ということで一読。たまに海外翻訳ものを読むのも良い。先日、村上春樹の翻訳ものに関する書籍も発刊されたので読みたい。
ナイス ★12 コメント(0) - 4月9日
97
ナイス ★4 コメント(0) - 4月5日
ギャッツビーの謎めいた背景と孤独と一途な恋心、絢爛豪華なパーティーとパーティー後の倦怠と虚しさ、都会の発熱と冷ややかさ。こんな印象を受けました。トムとマートルの不倫、ジョージの直感、デイジーとギャッツビーの失われた情熱とそれを取り戻そうとする虚しい努力、またその悲哀さ。マートル、ジョージ、ギャッツビーの死によって強烈なメッセージとなり、物語が一気に昇華している気がします。訳者の解説も大変興味深く読み読みました。翻訳作業でのリアルな考察が読めて面白かった。村上さんの思い入れの深さも具体的によくわかりました。
ナイス ★17 コメント(0) - 4月1日
新年度の1冊目は学生からもらった本。ギャツビーという名の成り上がり青年が過去の恋人とよりを戻すために全てを捧げ破滅していく。彼のあまりに一方的な求愛は、かつての恋人を苦しめはするが、彼女の身代わりに破滅するのは可哀そう。また、彼の破滅に対して一言の便りもよこさないヒロインの薄情さに腹が立つ。また、語り部の主人公とその彼女も破綻。上流階級の撤退の見事さがいやらしい。しかし、最初に語られる父親からの意味深な言葉「世間の全ての人がお前のように恵まれた条件を与えられたわけではないんだよ」はどこにかかるのか?
ナイス ★27 コメント(0) - 4月1日
崖を挟んで向かい合う家に住む女に気付いてもらうためだけに、夜毎、度を超したパーティーを開き続ける男の話。これを読むまで自分が持っていた予備知識はそれだけだった。読了したいま、ひたすらに物悲しい。追いすがる過去に足を取られながらも、希望を抱いて前進せざるをえなかった男の物語だった。それだけの価値が無いかすだったとしても、彼にはそれだけが身を暖める灯火で、その灯火が失われた世界には何の意味もないのだろう。
ナイス ★13 コメント(0) - 3月31日
2017.3.20〜2017.3.29
ナイス ★2 コメント(0) - 3月29日
何かが弾けて始まった恋に、まっすぐ突き進んだギャツビー、そして自分勝手なデイジーやトム。一歩引いて冷静に語るニック。そこへ美しい情景描写が加わり、味わいのある作品だと感じました。リズムが良いせいで、後半は次々にページをめくってしまいましたが、丁寧にじっくり味わいたい作品でもあります。ギャツビーが登場するまでの前半はとてもつまらないですが、ニックが最後にかけた言葉にあるように、ギャツビー以外みんな"かす"ということですね。物語を読み終えてから序文を読み返すと、さらに味わい深いものを感じることができました!
ナイス ★58 コメント(4) - 3月28日
本当に欲しいものはお金ではなくお金はそれを手に入れる手段の1つである。ギャッツビーは当時でも今でも珍しく、お金より大切なものを自覚していた人なのかも。 でも金持ちになればデイジーは自分を愛してくれると思っていたのに、最終的には自分ではなくトムを選んだ。ギャッツビーはデイジーの完璧な愛を求めたけどデイジーは、トムのことも愛していたことを認めたから。ここから一般化できることは、お金で買えるものは大したことないしお金で手に入らないものに人は恋い焦がれるということ。
ナイス ★7 コメント(0) - 3月26日
失われたものは返ってこない。過剰な愛情は受け入れられない。せつねーな、グレート・ギャツビー。ニックが最後にかけた言葉はギャツビーに救いになったんじゃないかな。「誰も彼も、カスみたいなやつらだ。みんな合わせても、君一人の値打ちもないね」誰かに肯定されるって嬉しいもんな。美しく儚い物語。村上春樹の大切なお気に入りは素晴らしかったです。
ナイス ★16 コメント(2) - 3月21日
春樹訳で再読。やはり訳者の個性が際立つ。やや持って回った言い回し、一人称の「僕」、独特のフラットで抑揚の少ない文体、訳者名を伏せてもわかるかも。ニックのギャツビー評で小川訳の「つくづく嫌気のさしたものの代表格」は「こんなものは絶対に我慢ならない」とマイルドだ。二度目のせいか訳のせいか、実にスムーズに読めた。デイジーの不承と冷やかさも見てとれた。ジョーダンも他の女性も然り。ニックのシビアさ、手厳しさと、ギャツビーの理想が裏表となり始終入れ替わる。著者の根底にある女性に対する失意や畏れだろうか。そして孤独も。
ナイス ★168 コメント(2) - 3月16日
かの村上春樹氏が「人生で巡り会ったもっとも重要な本」の中の一冊という。何が彼をそこまで言わせるものがあるのか、ざっとストーリーを追っただけでは理解できず、急遽図書館で借りてきました。曰く文章に独特のリズムがあるといい、やはり名作は原文に敵うものはないのかもしれない(当然だけど)とはいえこの春樹氏翻訳本が、ほぼストレスなく読めたのは事実です。他の翻訳さんによる、正直どこが「華麗」なの?と思っていたギャツビーは、此処では確かに「グレート」でありました。
ナイス ★64 コメント(0) - 3月13日
宴の後、自宅の庭から遠く隔てた愛するデイジーの住処へと手を伸ばし、合図を送るギャッツビーに主人公は’ひとめぼれ’し強く惹かれていったのだと思う。ギャッツビーに対する羨望とすこしの軽蔑、筆者(主人公)の態度はどちらが正解なのかと考えるけど、きっとそのあいだの微妙なライン上を描き切っている点がこの小説の美点なのだろうと思う。
ナイス ★10 コメント(0) - 3月13日
「あたしはすごく興奮していて、二人でタクシーに乗り込む時自分がいつもみたいに地下鉄に乗ってないということにも気づかなかった。あたしが頭の中で繰り返し繰り返し考えていたのは『人は永遠に生きられない。人は永遠に生きられない』って、ただそれだけ」「友情とは相手が生きているあいだに発揮するものであって、死んでからじゃ遅いんだということを、お互いに学びましょうや」それぞれのひとたちのそれぞれのあたしのルール。一方で
ナイス ★9 コメント(1) - 3月5日
お金持ちと貧民。利己的と利他的。調和と主張。理想と現実。結局は価値観の違いなんだけれど、これらが純粋なロマンスと思惑的なサスペンスを生んでしまう。人は人によって生かされも殺されもする。
ナイス ★9 コメント(0) - 3月4日
取り返しのつかないものを、取り返そうとした者がたどりついた帰結。「僕」を含めた周囲の人物は、歳をとることに対する怖れと諦めが入り混じった感情に侵蝕され、行動も立場も変えてゆく。ギャツビーはそれができなかった、純粋だったのか愚かだったのか。そして彼をあやめた者もまた、それができない側の人間だったのだろう。人間は時にあらがえないのか、喪失の物語。「グレート」の意味がじわじわとわかってくる。
ナイス ★22 コメント(0) - 2月25日
「ノルウェイの森」で主人公が愛読していた書。実在する作品であり村上春樹氏が訳したものがあることを知り、書店で見つけて購入。戦後間もないニューヨーク界隈が舞台。主人公ニックと隣人のギャッツビーを中心に二人を取り巻く人間関係の微妙な駆け引き、デリケートなバランスが精緻に描かれている。村上春樹氏のあとがきも興味深い。この翻訳に並々ならぬパワーと想いを込めたという事を踏まえて再読すると、感じ方も変化すると思う。読めば読むほど味が出る1冊かと。時々思い立ったときに手に取り出鱈目なページを読むのもいいだろう。
ナイス ★29 コメント(0) - 2月24日
過去に囚われた人物の悲劇的な物語
ナイス ★7 コメント(0) - 2月14日
上から目線かもしれないが,翻訳に関してはGood job.けれども翻訳に関わらず,人と人をつなぐ「関係」の描写が欠落しており,恋愛小説としては不十分.
ナイス ★34 コメント(0) - 2月13日

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