色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

感想
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  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
    421ページ
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    あらすじ・内容

    多崎つくる鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
    何の理由も告げられずに――。
    死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。
    全米第一位にも輝いたベストセラー!

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    感想・レビュー(3600)

    再度き月間2作品目
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月26日
    ハルキさんの小説を読むのは実に久しぶり。十数年ぶりかも。10代後半~20代半ば辺りには手当たり次第読んでいたのに。ずっと気になりつつも何故かなんとなく避けていたこの一冊。しかし、ああ、ハルキさんの文章だ、とスッと入り込むことができた。イメージとしては、無くしてしまったと思っていたガラスでできた玉を箪笥の奥から見つけ、布で拭いて再び綺麗にして手のひらに乗せて眺めている気分、かな。うつくしくて、温かい。
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月24日
    なぜ多崎をグループから外さなくてはならなかったのか。その真相が16年の時を経て多崎に知らされる。高校時代調和を保っていた5人は皆自分のペースで様々な方向に歩みを進めていた。沙羅と再会しなければ謎が解かれることはなかっただろうし、一生胸のつっかかりも取れなかっただろう。最後が気になるが読者に想像を委ねる村上作品 らしい終わり方であった。
    ナイス ★22 コメント(0) - 4月23日
    就職して疎遠になった学生時代の友達に会いたくなった。どんな顔して、どんな話をするのかな…?
    ナイス ★11 コメント(0) - 4月22日
    君に欠けているものは何もない。自信と勇気を持ちなさい。君に必要なのはそれだけだよ。怯えやつまらないプライドのために、大事な人を失ったりしちゃいけない。
    ナイス ★8 コメント(0) - 4月20日
    とても奥の深い小説。様々に散りばめれた伏線の数々。個人的に感じたことは、自分が創作したものを、誰かが必要として使ってくれる、そういう物作りの世界っていいなあ。
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月20日
    ⭐︎⭐︎⭐︎高校時代の親友5人、輝く時代の5人がバラバラになり輝く色を喪って行く。過去の心のわだかまりが先の人生に多大な影響を与え、もがきながら生きている5人が痛々しい。最期は、つくるは紗羅と2人で色どりの人生を歩んで行けるよなぁー。と思う。
    ナイス ★17 コメント(0) - 4月18日
    なんだかんだ読んでいなかった作品。悪くはないし内容も充実していたけれど海辺のカフカやノルウェイの森と比べると最近の春樹作品は何か物足りないように感じてしまう。漂う虚無感や閉塞感は健在で春樹ワールドに浸れた。
    ナイス ★6 コメント(0) - 4月17日
    限定された目的は人生を簡潔にする。嫉妬とは、囚人が自らを閉じ込めた牢獄である。おれたちはみんなそれぞれ自由を手にしている。二重の意味で一人であることは、或いは孤立の二重否定につながるのかもしれない。義務とか権利とか、できればそういう言葉を出さないでほしい、なんだか憲法改正の議論をしているみたいだから。
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月16日
    ★★★☆☆ 高校時代、強力な友情で繋がれた5人の男女、赤・青・白・黒・多崎つくる。つくるだけ色をもたない。1人、東京の大学に進学したつくるは、20歳の時、4人に突然絶縁される。その理由とは何なのか。。完璧な調和は、個々の変化ゆえ、次第に息苦しくなっていく、でも完璧であるほど、乱せない、言えないだろうな。村上春樹を読むのは2作目だが、会話がインテリっぽい。「あるいは。」とか⋯
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月14日
    村上春樹デビューです。 村上さんの描いた結末はどういう展開なのかなーと思いました。 私の中での結末は…んー、まだわからない。
    ナイス ★13 コメント(0) - 4月13日
    ノルウェイの森の赤を早々に諦めた小学生のあの日から20年、バカな私にはムリだと避けて通ってきた村上春樹をついに読み切った〜! 分かりやすい言葉でもなく、のめり込むようなストーリーでもなく、雰囲気でふわーんとひゅるひゅる〜と心に届く感じだったなぁ。 ノルウェイの森、リベンジしてみようかな。
    ナイス ★24 コメント(0) - 4月13日
    ★★★★★ 文庫化再読 泣けた。素晴らしい出来栄え。『ピンボール』『羊』『ノルウェイ』にあった心のふるえみたいなものの鋭さは失われたかもしれないが、その代わりに小説としての豊潤な熟成がここにはある。とくに終盤、16章から19章は圧巻で、若いときの村上春樹ではここまでは書けなかったと思う。19章あたまの駅の描写の部分なんかも好き。
    ナイス ★23 コメント(10) - 4月12日
    ★★★★☆ 高校時代の仲良し5人組グループから、大学生になり突然放り出された主人公が、16年経ってからその謎解きをする物語。 何も解決しないのに、何となく癒されていく過程が、村上流に詩的に大仰に書き連ねられていた。 解決しないのに面白い、引き込まれる、というのはスゴい!
    ナイス ★8 コメント(0) - 4月9日
    村上春樹を最後まで読み切ったことはなかったけど、「友だちから借りてる本だから読み切って返さなければならない」という義務感から読んだ。私の村上春樹に対する苦手意識を払拭するほどではなかった。心に残った言葉「記憶を隠すことはできても、歴史を変えることはできない」。
    ナイス ★12 コメント(0) - 4月9日
    【死を見つめた作品】感受性の強い若年期は何かと極端な行動にとってしまうものだ。しかし、自らの生きる意味や意義を問う時、死について思いを巡らすことが必要でもある。多崎つくるは自己や他者の死を見つめることで、自らの「色」を獲得していく。
    ナイス ★263 コメント(0) - 4月9日
    謎が謎のまま残る物語は本来あまり好きじゃなかったけれど今回は例外。その謎以上に人生でもっと大切なことが沢山つまっている話しでした。いつか自分がもう少し大人になった時にもう一度読み返したいです。
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月8日
    面白かった❗続きをもっと読みたかった❗
    ナイス ★12 コメント(0) - 4月8日
    この小説で描かれる主人公・多崎つくるの半生をとおして、生きるということの苦悩が不可避なのであると思うとともに、それに対する救いがあることへの希望を感じました。
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月6日
    完璧な調和を持つ共同体 大人になって平等な関係を維持するのは難しい 男性であれば所属や職種や出世 女性であれば環境の違い ありきたりだが目をつぶって違いを見ず、ありもしない平等な世界を作るしかないのかと考えていた しかし、この作品は当時からそんな世界はなかった。と教えてくれた。誰かの欺瞞やお互いが努力して出来ていただけだと。
    ナイス ★20 コメント(0) - 4月5日

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