愚行録 (創元推理文庫)

感想
887
  • 愚行録 (創元推理文庫)
    320ページ
    3900登録

    あらすじ・内容

    格差社会の醜さを描いた、ゆるぎない傑作!
    ええ、はい。あの事件のことでしょ?――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家4人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第3の衝撃! 解説=大矢博子

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    感想・レビュー(2518)

    インタビュー形式で進められる話も犯人が○○という作品自体に仕組まれたトリックも決して目新しいものではない。しかし、途中まで読んでこれは事件の真相を探るというより殺された「理想的な」家族の実態を暴く話かと思わせてからの最終章はただただ感心するばかり。しかも、犯人を特定するヒントは公正に読者に示されていた。本格といって問題のない推理小説であった。他人の愚行を語るその行為が愚行というのは既視観を覚えたが近年映画化された直木賞作品(そちらのネタバレにならないように作品名伏せます)に似ているかも。
    ナイス ★4 コメント(0) - 2月25日
    インタビュー形式で進んでいくお話はとても引き込まれやすく犯人誰だよー!!なんで殺されたの?ぐいぐい引き込まれわかった瞬間。そうか!って一本の線が繋がった。
    ナイス ★5 コメント(0) - 2月25日
    インタビュー形式で進んでいく物語の中で、他人を語る時に、いかに自分の主観や感情が食い込んでいるのかを実感した。それが物凄く恐いというか、愚かというか、素直というか…読み始めたらラストが気になって、あっという間に読みきった一冊。
    ナイス ★4 コメント(0) - 2月25日
    先週から映画上映が始まっているみたいです。本自体が幾人ものインタビュー形式で進むので映画の方が衝撃は強いかもです☀家族環境は大切。その一言につきますわ
    ナイス ★23 コメント(0) - 2月25日
    何とも言えない読後感。人間には表と裏があるけれど、見事に書き表す。見たくない部分まで見てしまえる…映画も観てしまった。流石に大学名はぼかしてありました(笑)。
    ナイス ★10 コメント(0) - 2月25日
    他者を語るということは、とどのつまりは自分を語るという事。他者を貶めるということは、自分をも貶めるという事。「愚か」という言葉は人間のためにある言葉だなぁと痛感。
    ナイス ★10 コメント(0) - 2月25日
    mkt
    ★★★☆☆
    ナイス ★3 コメント(0) - 2月25日
    久しぶりにガッツリとイヤミスを読んだなぁ、という感じです。「モノレールねこ」や「無菌病棟より愛をこめて」など、温かな文章を書く加納朋子さんのご主人が、こんなぶっ飛んだ恐ろしい話を書く人とは思わなんだ…。てかこれ、映画化してどんなふうになってんだ? 気になる。あと、慶応大学の関係者からクレーム来なかったんか?(笑)
    ナイス ★45 コメント(2) - 2月24日
    解説にある、愚行の意味。なるほど…確かに他者の評価を雄弁に語る登場人物はみな、愚かで他者を語りながら自分を語ると言うところも納得。自分というフィルターは客観ではなくなると言うことがわかった。登場人物の、いろんな面を感じられて面白かった。
    ナイス ★13 コメント(0) - 2月24日
    未解決一家四人惨殺事件(世田谷を彷彿とさせる)をめぐって、その家族(夫婦)の周辺人物(隣人や旧友等)一人一人にインタビュー取材をする記者らしき人物。このインタビュー形式で物語が進行するのがとても面白い。その殺害された夫婦について肯定的な意見もあれば否定的な意見もある(ただし皆、自分だけは善良だとはそれとなく主張する)皆が犯人なようで誰も関係ないとも思える。大学や会社のヒエラルキー問題や学閥云々は馬鹿馬鹿しいと思うけど、実際こんな感じなんだろうなぁ。映画化されるみたいですよ。
    ナイス ★9 コメント(0) - 2月24日
    映画化の話題をテレビで見て興味を持って速攻購入。テレビでは主要キャストさんのうち2人の関係性をちらっと聞いただけだったんだけどそれメッチャ肝の部分のネタバレだったんじゃん!!あーそれ知らなかったら2割り増しで面白かったのに〜!!!
    ナイス ★10 コメント(0) - 2月23日
    慟哭が面白かったので読んで見た。KO大学はなかなか面白い。←本当の話ではないと思うが、、
    ナイス ★9 コメント(0) - 2月23日
    未読だったと読み終わってから気がついた。一気に読める面白さなのに何この既読感! 大勢の証言から人物像を浮き上がらせ、合間に謎の人物Xの独白を挟むという手法をとる作品があまりにも多いせいか。これがむしろそういう手法の先駆けなのかな? こういう描き方のお手本のようでさすが貫井作品。でも、テープでライバルの会話を録音したり、自分に気のある男の子に好きな男を尾行をさせたり、実際に見聞きしたらドン引きレベルの行為。本筋とは関係ないところで、こういう行為が「普通の範疇」として出されると雑だな、と興醒めします。
    ナイス ★35 コメント(0) - 2月23日
    映画を観て原作へ。金持ちそれも桁違いで何も不自由なく育った慶応で歯車を家族のせいで狂わされた格差が生んだ話か。早稲田出身の作者がこのように書くのも嫉妬かい。
    ナイス ★12 コメント(0) - 2月23日
    映画化されて あわてて手にしました。一家4人が惨殺された事件を友人隣人らがルポライターに語る。なぜ殺されたのか まったくわからなかった。語られていることがどうやって犯人に結び付くのか 最後に真実がわかった時 「そんな」と私は心で呟いてました
    ナイス ★9 コメント(0) - 2月22日
    映画観ずに読み切ったら衝撃!うけたか?100pちょいの宮村さんインタビューまで読んでから映画見ました。映画とは微妙に構成とエピソード違いますが大筋は同じようです。一流大学の階級社会とか虐待とか出てくるので社会派の印象強いですがこれは真相惑わすための偽装みたいなもんですね。 映画見て原作読んでの最大の疑問は 2005年発表でプレリュードとかバブル期の話をなぜ2017年映画にしようと思った?妹が最後だけ狂暴になるより 一言も話していないお兄ちゃんが暴力を受け持ったほうがキレのいい話になる気もするが・・・
    ナイス ★14 コメント(2) - 2月22日
    映画化された原作で、ミステリー小説。 慶応大学女子の話がとっても面白く、女性同志のドロドロした世界は外から見てる分にはいいが、それで殺人までおこすもんかなあ。 でも夏草さんみたいな人は実際にいるだろうし、いたら素敵な人なんだろうなあ。 殺された夏草さんの周囲の人の証言のみで、展開としてはあり得ないけど、最後に夏草さん本人の話が聞きたかったなあ。 人の心はわからない。だからこういう設定(周囲の人の話だけで成り立つ)の小説は面白い。
    ナイス ★12 コメント(0) - 2月22日
    証言者の発言だけで、話が進んでいく構成が面白かった。被害者はこういう人だったのね、というのがよく伝わってくるけど、証言者が増えるにつれどれが本当の姿なの?という疑問からどんどんページが進んでいった。そして、最後の最後、さらっと書かれたあの1文で犯人が判明。かなりの衝撃だった。さらに一撃あり、そうだったのか…と呆然とした。タイトル通り愚行に溢れた内容だった。
    ナイス ★14 コメント(0) - 2月22日
    いやあ傑作でした!久々に面白い娯楽作品読みました。つっこみどころ満載であり得ない設定がそこまで読後感を悪くしない。ちょっと笑えたが悪くないイヤなミステリー。絵に描いたような幸福な一家惨殺事件。家族を取り巻く人々が語る事件について。「ええ、はい。あの事件のことでしょ?」本当、有吉佐和子さんの名作「悪女について」手法ながらモヤモヤ感はなし。ある種のスカッと感さえあるのは徹底した娯楽作品だからだなあ。ナイナイあんな生い立ちでありえない!ワハハ映画観たい!
    ナイス ★17 コメント(0) - 2月22日
    書店で流れていた映画の予告映像を見て、つい購入。貫井さんあんまり得意じゃないのに。 どうしたら。どうしたら、人を愛し、人に愛される人を育てられるのだろうか。。。
    ナイス ★9 コメント(0) - 2月22日

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