愚行録 (創元推理文庫)

感想
1036
  • 愚行録 (創元推理文庫)
    320ページ
    4431登録

    あらすじ・内容

    格差社会の醜さを描いた、ゆるぎない傑作!
    ええ、はい。あの事件のことでしょ?――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家4人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第3の衝撃! 解説=大矢博子

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    感想・レビュー(2867)

    インタビュー形式が続き、イヤミスぽい?。 読み進めるにつれ 『これは怨まれる二人やよなぁ、この中に犯人いるのかな?』そして挟まれる回想は誰のもの?とドキドキ一気読み。そこかー?!しかし全部読み終わって思うのは 結局大人の醜さに 巻き込まれて被害に合うのは全部子供。 映画も気になる。 
    ナイス ★35 コメント(2) - 3月24日
    初読み作家さん。面白かった、人は係わる人によって違う顔を魅せる。人は相手に自分の観たいものを観るのかなぁ。
    ナイス ★10 コメント(0) - 3月23日
    誰から見ても幸せそうな一家の凄惨な惨殺事件を、ルポライターがインタビューするといった体で、全編ほぼ関係者の証言で書かれている。一見。これは記録であり、とある人物による確認作業の記録。主観的な愚かな行いの記録で愚行録。タイトルが秀逸で、語呂が良い。一度は言ってみたい言葉、愚行録!キーとなるのは嘘か本当か、慶應大学にあるカースト制度。福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」って言ったけど、この本読んだらたぶんブチ切れるでしょう。なんと愚かな行いだ!・・・つってね。
    ナイス ★26 コメント(0) - 3月22日
    吸引力があるミステリーで結末も含めて楽しませてもらった。なにとりタイトルが秀逸だと思った。
    ナイス ★43 コメント(0) - 3月22日
    田向夫妻の関係者のエピソード。被害者、加害者 問わずまさに愚行!そんな事に頭を使うな!学費が勿体ない。
    ナイス ★14 コメント(0) - 3月22日
    インタビュー形式なのでどんどん読み進められてしまう。そして、読み進むにつれ嫌な感じが増幅していく。他人を語るということは自分を語ることなんだと実感。愚行録というタイトルが読了後に重く響く。善とか悪ではなく愚か。
    ナイス ★23 コメント(0) - 3月22日
    先に映画の方を鑑賞したが映画は実によく原作の雰囲気を再現していると思う。特に田向氏(旦那の方)のひたむきな嫌ったらしさ(?)が知人の証言で徐々に明らかになってくるパート。犯人捜しのミステリープロットがメインなようにも思えるが、蹴殺してやりたくなるような「愚行人」たちの所業を見せつけられ続ける内にこんな奴らは殺されて当然...な気になってしまいミステリーの行方には余り興味が無くなっていく。故に衝撃な筈のラストも若干の「さもありなん」感。『壁の男』の読後感とは真逆で著者の作風の幅を感じた次第。★4
    ナイス ★14 コメント(0) - 3月21日
    登場人物みんなが愚かで、身勝手な話ばかりにずっと不快なんですが、インタビュー形式のセリフだけで飽きさせずに、どんどん他人の嫌なところ見たさで最後まで一気に読んでしまうおもしろさ。小説ならではの見せ方だったのですが、これは映像にしても傑作になりそうで、映画ではどんな演出なのか、キャストも好きな役者さんが多いので観たいです…!
    ナイス ★12 コメント(0) - 3月21日
    久々に犯人は登場人物の中の誰なのかな?幼い頃の思い出を語っているのは誰でどこへ繋がっていくのかな?と著者の先を読みたくて頭の回転前回でムキになってよんだが…。最後の方でしか犯人がわからなかった。王道の推理小説。貫井さん、純文学を読み続け飽きたら、スパイスで貫井さんに頼ってしまう。
    ナイス ★16 コメント(0) - 3月21日
    映画化記念で積読本レスキュー。雑誌記者のインタビューで語られる被害者のろくでもない人となり。インタビューされてる人達も、悪意や野次馬根性を善意で隠して語ってる。語りだけで構成されたイヤミス。中盤くらいで犯人の目星はついて後味は悪いけど面白かった!
    ナイス ★63 コメント(0) - 3月21日
    これもまた長々と8年も積んでいたのだけどようやく読んだ。すごく嫌な話。君も君もそれは愚行だよ。
    ナイス ★238 コメント(5) - 3月21日
    愚行って何だろう。悪事をしていないと言い切れる人は多いだろうが愚行をしていないと言い切れる人がいるだろうか。実に怖い話。自分も愚行をしている怖さ、それを他人に見られている怖さ、それを他人に語られる怖さ(それは自分の意図通りとは限らない)。話中の愚行は読み手として胸が悪い内容だけど、当人はそれを愚行とは思っていないのが一番怖い。そして光子が子供の育て方が分らないと話すシーンは哀しくて涙が出る。『分らない』事が持つ怖さと哀しさが胸にくる。映画も鑑賞。兄の扱いはやはり原作が好きだが、配役と音楽は素晴らしかった。
    ナイス ★13 コメント(0) - 3月20日
    世田谷一家殺害事件を想像させる、殺害事件を追うライターの取材という形式で物語は進む。勝ち組サラリーマンの夫と専業主婦の妻は、一見、人に怨みを買うような人物ではなかった。だが早稲田卒の夫・田向は就活のために女を騙して恨まれた過去があり、羨まれる家柄と完璧な容貌をもつ慶應卒の妻・夏原は無意識のうちに人を傷つけてきた。冒頭に紹介される育児放棄による衰弱死で母親逮捕の記事が、物語にどうつながるか。取材に答える知人たちの証言には事件に繋がるヒントが出てくる。慶應の内部進学者と外部の格差が事件に繋がったとは辛い現実。
    ナイス ★15 コメント(0) - 3月20日
    TAM
    後味は良くないが、面白い。 中盤までは、ワイドショー的な雰囲気で、他人の私生活を覗き見るような気分だったが、結末まで読むと、色々考えさせられた。
    ナイス ★13 コメント(0) - 3月20日
    事件のことを話しているはずなのに、その人の人間性が鬱陶しいほどにちらつく。書き方がうまいなぁ、と思った。ここで語り語られる人たちの誰もが「愚か」なのだとしたら....あの登場人物はどうだろう、こいつはどうだろう、と一つ一つ検証していきたくなるような一冊。人と話したくなるなぁ。
    ナイス ★30 コメント(0) - 3月20日
    映画を観てから原作が気になったので読んだ。ラストの衝撃は小説の方がインパクトがあって良いかも。
    ナイス ★10 コメント(0) - 3月20日
    映画もびっくりな展開だったけど、小説だけを読んでも最後の最後で分かる真相にびっくりしそう。証言者が過去の愚行を若気の至りだったように語るのがなんだかなぁ。殺された田向の同僚の「人間って本当に身勝手な生き物」という一言に集約されている。イヤミスの意味をこの小説で知った。
    ナイス ★15 コメント(0) - 3月19日
    幸せ一家惨殺事件の犯人を割り出す為に、被害者の関係者、複数にインタビューをし、その応え一件一件を短編形式に描いている。一方で、もう1つの話しが交差する様に割り込んで描かれている珍しい作法。被害者に対する見方も人それぞれで、抱えていた僅かながらの恨みや妬み、自己防衛的な発言から、誰が犯人なのか?気になって読みを進めた。結果、犯人が判明するのだが…。愚行とは、好き勝手言ってる彼等の行いこそ?ではないかとも取れた。原作派なので映画は観ないと思う。
    ナイス ★81 コメント(8) - 3月19日
    「何であんないい奴が殺されるんでしょうね・・」って語る友人が披露する被害者のエピソードがどれもクズエピソードすぎていやどこがいい奴やねんwwwこの作家、何だか早稲田と慶応に恨みでもあるのか相当早稲田慶応あるあるをディスる。映画版では被害者のクズ話ばっかが強烈で全然ミステリとして楽しめなかったんだけどこっちはかなり身につまされた。妹の場面がとにかくほんとに痛い
    ナイス ★18 コメント(1) - 3月19日
    モヤモヤします。 周囲からどう思われているか、考えるだけで怖くなってきます。 夫人より旦那の方が最低な気がしたけど、夫人も夫人ですべて計算だったら似た者同士。 スッキリしません。
    ナイス ★10 コメント(0) - 3月19日

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