愚行録 (創元推理文庫)

感想
1147
  • 愚行録 (創元推理文庫)
    320ページ
    4823登録

    あらすじ・内容

    格差社会の醜さを描いた、ゆるぎない傑作!
    ええ、はい。あの事件のことでしょ?――幸せを絵に描いたような家族に、突如として訪れた悲劇。深夜、家に忍び込んだ何者かによって、一家4人が惨殺された。隣人、友人らが語る数多のエピソードを通して浮かび上がる、「事件」と「被害者」。理想の家族に見えた彼らは、一体なぜ殺されたのか。確かな筆致と構成で描かれた傑作。『慟哭』『プリズム』に続く、貫井徳郎第3の衝撃! 解説=大矢博子

    あらすじ・内容をもっと見る

    感想・レビュー(3150)

    面白かった。こういうの好きです。
    ナイス ★1 コメント(0) - 4月30日
    ワンパターンで少しずつ進むので、「慟哭」の方が読みやすかったかな。解説にあったように、結局殺された家族の実像は何もわからず。インタビューされる人々の保身や見栄、薄っぺらさが浮き彫りになっただけ。人間の嫌なところが見せつけられて、万が一誰かについて語る機会があっても、インタビュー受けるのは止めようと思ったわ。慶應って、嫌なところなんですね。
    様々な人の語りで進むので、人間関係が交差してどんなオチが待っているのだろうと思ってたけど、結末にはそれほど驚かなくて、それよりその名のとおり、揃いも揃って「愚か」でしょ、でもその愚かな面をことさら抽出してるだけで誰もがみなっていうメッセージに素直になれない‥
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月29日
    この形式好きなやつだー!ある事件の被害者についてそれぞれの主観で語られていく物語。それでそれで?と次々知りたくなる、まさに他人の不幸は蜜の味的な感覚。自分の主観が真実となり自分の人生の一部となっている現実。誰に感情移入できるかで自分の性格や立場なんかも分かるかも…。読後はひどく悲しい気持ちにさせられた。
    ナイス ★33 コメント(0) - 4月29日
    人のなかのあらゆる感情を読ませられた気がする。汚い部分を取り出すとこんなものかと思うけれど、それを綺麗に包んで生きることも大切だと私は思う。愚行を記録してみることの意味はなんだろうか。読後嫌な気持ちになった。
    ナイス ★13 コメント(0) - 4月29日
    ★★★:事件そのものは背景でしかなく、自分に都合の良い解釈で他人を語ることがいかに欺瞞に満ちた愚かな行いであるかが主題。インタビュー形式の独白というスタイルは前にも読んだことがあるような。面白いといえば面白いが、退屈といえば退屈。
    ナイス ★10 コメント(0) - 4月28日
    もやもやする終わり方!!伏線は回収され、ああそうだったんだ、と納得しながらも、すごく嫌な気分に。田向夫妻が、第三者から語られるとき印象が違いすぎる。ただ、人間なんてそんなものかもしれない。もやもやー!!
    ナイス ★10 コメント(0) - 4月28日
    世の中には善人はいないのかな。色々考えさせられた。星5
    ナイス ★8 コメント(0) - 4月28日
    早稲田 VS 慶応 って感じですかぁ。 なんか慶応がドロドロしてない? ま、それは小説だから、良いことにしましょ。 でも女の子の回想録、凄い。 もうエロ本並。  ところで、映画は見ていないので何とも言えないのですが、やはり詰まらないとか・・・ 何も映画を悪く言うつもりは無いのですが、この手の本だと、難しいのでは。 と、思ったりして。(映画の登場人物、多過ぎ)
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月27日
    【読了:愚行録】読者を引き込むのが上手い。著者の最大の持ち味だと思う。底の浅い犯人探しに陥りがちな読者の心理を完全に見越している。他の作品でもそうだけれど今作も期待を裏切らない。でもこれどうやって映画化したんだろう? そっちも観てみようか。おすすめ。
    ナイス ★14 コメント(0) - 4月27日
    小説を読むことは、作者の美しい文章力や構成力に感嘆すること。ただ結末だけを楽しみに読み進めるのは、まさに愚行だと思っています。しかし、このミステリーのラストは本当に衝撃的でした。ただ個人的には小説を読んだのではなく、あくまでもミステリーを読んだという感想しか残らなかったです。
    ナイス ★12 コメント(0) - 4月27日
    本当に愚行録。解説にあるように「他人を語るとは自分を語ることに他ならない」を痛烈に感じる。自分というフィルタを通してものをみてしまう…そして自分というバイアスのかかった評価しかできない…まさしくその通り!なので、この本の感想についてあんまり多くは語りたくないかも(汗)
    ナイス ★10 コメント(0) - 4月26日
    殺された夫妻に焦点が当てられているようでいて実はその周囲の人々のことも伝えようとしている、というところが面白かった。ミステリーによくある盛大な謎解きではなく、読み進めるうちに突然スッと真実が入ってくるような構成が良かった。映画も見てみたい。
    ナイス ★14 コメント(0) - 4月25日
    何とも怖いお話だった。一家殺害事件の被害者についてのインタビュー。幸せを絵に描いたような家族夫婦と子供二人が残忍な方法で殺される。インタビューを受けた人々が語る被害者。段々被害者像が見えてくるが、それよりも答えているその人の方が印象強い。そして各章にはさまれる「ねえお兄ちゃん」の彼女はいったい誰?最後にそうきたか~と唸ることになる。愚かなのは誰?他人を評価する証言者達?人間は皆愚かなのかもしれない。勿論私も。だから一層怖くてやるせない。
    ナイス ★98 コメント(1) - 4月25日
    他人を語りながら、自分を騙る――シンプルに事件を追うようにして進む。 犯人とインタビュアーはもしや……となりながらも、見事な畳み方で唸りました。
    ナイス ★14 コメント(0) - 4月25日
    貫井徳郎ははじめて読んだ。なんか湊かなえみたいだった。あまり面白いとは思わなかったが、こういう人いそうだなという感じだった。望まずに手に入れた生まれ育った環境や、努力して手にいれた知識や技能は、どちらも才能と前向きに捉えていけるかどうかは、きっとそれが手に入って良かったと思えるかどうかにかかっているのだろう。その才能を捨てることによって回避できる辛い体験があるのであれば、回避したいと思うのは当然で、望んだ、望んでいないにかかわらず、手に入れたもの全てひっくるめて才能なんて呼ぶのは乱暴な思考なんだと思った。
    ナイス ★17 コメント(0) - 4月23日
     先が知りたくて、一気読み。一人ひとりの独白と某大学のカーストエピソードは、「グロテスク」を彷彿させる。終盤まで犯人が分からなく、いったいどこに着地するのかと不安になってきたら、そう来たか…
    ナイス ★20 コメント(0) - 4月23日
    自分が死んだあと。友人は、周囲の人は、自分をどう語り、どのような人物だったと言ってくれるのか。自分という語り手がいなくなってしまった世界では、周りの人からの”評価”で、自分はいかようにも作り上げられてしまう。最近読んだ『リバース』に通ずるものがある。 その”語り口調”に読みにくさを感じていたが、読みにくかったのは、単に文体の問題ではなく、得意になって誰かを語る人々の”愚かさ”にうんざりしたせいだったのかも…。オチよりも、周囲の人たちの証言のほうが興味深く、面白かった。
    ナイス ★14 コメント(0) - 4月22日
    インタビュー形式で進む物語。少しずつ被害者一家とその知人友人の人物像が明らかになっていく。初めは淡々と進むけど徐々に告白内容が過激になっていくところは引き込まれた。同時に進行していた兄と妹の話も、最後に意味が分かるとゾッとする。
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月22日
    友達は僕をどう思っているのだろう?
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月22日

    あなたも読書メーターに登録して感想を投稿してみませんか?

    貫井徳郎の関連本

    乱反射 (朝日文庫)
    乱反射
    3367登録
    慟哭 (創元推理文庫)
    慟哭
    10105登録

    この本を読んだ人がよく読む本

    愚行録をシェアする

    愚行録の 評価:80 感想・レビュー:1147