([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)

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  • ([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)
    311ページ
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    あらすじ・内容

    川越の街の片隅に佇む印刷所・三日月堂。店主が亡くなり、長らく空き家になっていた三日月堂だが、店主の孫娘・弓子が川越に帰ってきたことで営業を再開する。
    三日月堂が営むのは昔ながらの活版印刷。活字を拾い、依頼に応じて一枚一枚手作業で言葉を印刷する。そんな三日月堂には色んな悩みを抱えたお客が訪れ、活字と言葉の温かみによって心が解きほぐされていくのだが、弓子もどうやら事情を抱えているようで――。

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    感想・レビュー(1225)

    とても温かい物語でした。昔はずっとこの活字印刷だったと思うと大変な作業だっただろうと感じました。昔の人が文字をよく知っていた理由もよくわかります。文字がものとなっていてそれを拾っていくという感覚がすごくいいなと思いました。文字がもの。そういう感覚はなかったので新鮮でした。続編も読みたいと思います。
    ナイス ★10 コメント(0) - 4月24日
    活版印刷を中心とした物語。活字を拾い、丁寧に文字が印刷され、そしてその言葉が誰かの心に響く。言葉の力と暖かさが詰まった一冊だと思います。ゆっくり穏やかで、インキの匂いがしてくるようなどこか懐かしい世界観で、温かい気持ちになりました。
    ナイス ★12 コメント(0) - 4月23日
    読友さんのレビューで気になっていて、図書館になく購入して読みました。久しぶりに心温まる余韻に浸っています。父母を亡くして川越へ戻って来た弓子さん。印刷を依頼される事も増え祖父母の営んでいた活版印刷所を引継ぎます。4つのどのお話しも親子、身内、結婚相手、友達と、登場人物達は相手のことを思い遣ってはいるけれど歯がゆい思いも抱えています。それぞれが思いを込めて活版印刷を依頼し、形になった時に相手への想いが明らかになり、新たな一歩を踏み出すきっかけとなるのでした。こちらまで幸せな気持ちになる素敵な1冊でした。
    ナイス ★69 コメント(3) - 4月23日
    活版印刷という技術を通して描かれる、文字の重み、ことばの美しさ。全てのことばは文字という個体から出来上がっている。当たり前のことを、再認識させられました。全4編、どの物語においても死の匂いがするのに、全く重くありません。読後感はとてもほっこり。やさしい気持ちになれる1冊です。
    ナイス ★12 コメント(0) - 4月23日
    ■川越にある活版印刷所が舞台。その店主弓子と店を訪れ、答えを見つけて行く人たちの物語。続編があるなら、是非読みたい本。読んでいると、なんだかこちらまで癒されるというか、気持ちが落ち着く。冒頭の物語で出てくるレターセット。これは、作ってみたい。あと、コースターに俳句を印字するというのも、とてもお洒落。銀河鉄道の夜を中心に、多感な女子高生達の心の揺らぎを取り扱った作品も良かったけれど、ラストの話も良かったなぁ。
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月23日
    舞台は埼玉県の川越市。そこでひっそりと、今日も活版印刷三日月堂は動いている。本を読んでいるからこその文字のありがたみと、そこに込められた思い、大切な人への感謝が綴られていた。どの話もとても心が暖かくなる。三日月にカラスのマーク。私も三日月堂で、名前入りのレターセットを作りたいと思ってしまった。続編必ず買いますね。
    ナイス ★17 コメント(0) - 4月22日
    活版印刷って興味深い!ほんわかしたお話たち。第2弾も読みたい。
    ナイス ★9 コメント(0) - 4月22日
    大学を卒業して就職した会社で写植の仕事をしていました。ワープロが普及する前、昭和も末のこと。文章を作成するのに、文字をひとつひとつ探して組み立てなければならなかった。実際に活字を組んで行く訳ではなく、コンピュータ上の作業だけど。ひらがなと数字は直ぐに位置を覚えたけれど、漢字は独特の配列で本当に苦労した。幸せが見付からないとか、幸せどこぉ~?なんて冗談言ってましたが。
    ナイス ★22 コメント(1) - 4月22日
    活字印刷がメインとなる話でした。非常に読んでいて、懐かしい気分になれました。主人公が、面白く色んな活字のアイデアを出すシーンは、素敵でした。サブタイトルの星たちの栞という言葉も、気に入りました。
    ナイス ★14 コメント(0) - 4月22日
    誰かが亡くなったりなど短編の中で1回はそういうことがあり、少ししつこいかな?と思った。だけど活版印刷や詩のことを詳しく知れて興味を持てた。読んで良かった。わたしも大学に入学と同時に一人暮らしを始めたので、その時の母の心境はどうだったんだろう と考えた。
    ナイス ★11 コメント(0) - 4月22日
    川越が舞台でうれしい。近くに住んでいたのでそれだけで少しワクワクした。活版印刷と、俳句、喫茶店、文化祭、ワークショップ、宮沢賢治、結婚、近親者の死。時々泣いた。静岡書店大賞の文庫部門受賞作。
    ナイス ★10 コメント(0) - 4月21日
    4つの物語によって活版印刷の良さを味わえる1冊。『活字を拾う』という表現がまた素敵。活版印刷は文字の1つひとつに込められた想いが際立つ。今の技術に慣れ親しんでいるからこそ、この本を読んでほしいと思った。こういう古き良き文化・技術などは今後もしっかりと受け継がれていってほしい。第2話目の、喫茶店のコースター。毎月通って常連になる。ってくらい素敵なアイデアだ。第4話目の、披露宴の招待状。考えに考えて出来上がったあの文章…私はとても好き。
    ナイス ★38 コメント(1) - 4月21日
    小学校時代の友人の家が活版印刷の仕事をしていた。そんな昔のことを思い出させてくれる。心が温かくなる小説集。舞台が川越っていうのも魅力的。名刺を活版印刷で作るのって素敵ですよねー チョット羨ましくなりました。
    ナイス ★13 コメント(0) - 4月20日
    活版印刷がヨーロッパに導入されたことによって、マルティン・ルターが宗教改革を起こした。今、コンピューターの普及によって、もう一つの情報革命が起ころうとしている。そのコンピューターによってほぼ駆逐されつつある活版印刷の味わいに目を向けて、その意味と価値とを再確認させてくれた。私も活版印刷のワークショップに参加してみたい。
    ナイス ★13 コメント(0) - 4月20日
    入院中読むのになにかと思ったとき、読書メーターにて知り合った方にオススメして頂きました。古き良き活版印刷を中心に人と人との触れ合い、温かさなどが描かれていました。読んだ後ほっこりと温かい気持ちになりました。そして、活版印刷にも興味がでます(笑)
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月20日
    川越の街にひっそりと息づく印刷屋、三日月堂。5年前に店主が亡くなってから空き家だった店に孫娘が引っ越してきた。そのつもりはなかったのに、残された活字と印刷機が人々を引き寄せる。手間のかかる仕事だが、ぬくもりと厚みのある印刷物はひとの心に何かをもたらしてくれる。 川越住の友人に教えたい一冊。
    ナイス ★15 コメント(0) - 4月20日
    こころ穏やかになる連作短編。どれも古いものや思い出を大切にしながら前へ進んで行く、素敵なお話でした。「銀河鉄道の夜」を再読したくなりました。今ならより深く味わえるかもしれない。
    ナイス ★30 コメント(0) - 4月20日
    「ものだま探偵団」の人でしたか。活版印刷、気の遠くなるような作業だ。昔の人ってすごい!手がかかるからこそ、価値ある文章だけが印刷されていたんだろう。4話とも、後半ふっと涙が滲む場面があった。いい話。
    ナイス ★18 コメント(0) - 4月18日
    素敵な本でした。古く時代遅れと思われがちな活版印刷、手間をかけ活字を拾い1枚1枚力を入れて文字を刷る。丁寧で静かでゆっくりと時間が流れているのをこの物語から感じる。俳句の話も良かった。とっても新鮮だった。
    ナイス ★37 コメント(0) - 4月18日
    4編の静かで優しい物語。三日月堂と活版印刷を巡る話だが、1話毎に主人公は変わっていくスタイルで、この本だけでは少し物足りなく感じた。これからいくつもの話を重ねていくと、この街の人々の姿形がはっきりとしてきて、更に面白くなるのかもしれない。「思い出のとき修理します」と似た雰囲気もある。読んでいてもうひとつ頭に浮かんできたのが「路地恋花」。
    ナイス ★12 コメント(0) - 4月18日

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