その鏡は嘘をつくの感想・レビュー(350)

夏目信人シリーズ第二弾。今回は長編。従兄弟や友人にもお医者さんになったり目指している人がいるけど、人の命に責任を持つ仕事の意味はものすごく重い。でもそれは、刑事も検事も同じ。確かにお医者さんによっては、何こいつ…と感じる人もいる…。相変わらず夏目さんの心境は読めないけれど、真実を追求することへの信念は強く静かに燃える炎のよう。鏡が見る人の気持ち一つで顔を違って見せるように、人生は自分の気持ちで違うんですよね。理系が強ければ私もお医者さんになりたかったっていうのを思い出しました。
ナイス ★10 コメント(0) - 11月18日
登場人物が少し多すぎる気がした。終盤のペットの縫合が一番生々しく苦しかった。 他のシリーズも読んだけど夏目刑事目線の語りってまったくなかったかな?今回は夏目刑事のよさはあまり出てなかったかな。シリーズの中では短編のほうが楽しめるのかなと思った。それでも人間のゆがんでいる部分の描写はやっぱりすごい。
ナイス ★11 コメント(0) - 11月12日
著者は、少年犯罪、精神疾患による犯罪、などをテーマにした作品が多いが、本書は夏目刑事のシリーズもの。 大病院の家庭に生まれ、将来が決まった人々。彼らがそのプレッシャーにより悩んでいく姿を描いた本書では、恒例の泣かせどころもあるものの、さほどインパクトは強くなく佳作といったところか。
ナイス ★5 コメント(0) - 11月11日
正義感に溢れる冷静沈着な検事・志藤清正、はみ出し刑事と思いきや人一倍思いやりがあり人間性がある東池袋署刑事・夏目信人。それぞれの視点から事件を解決に導く。ダブルキャストの登場が今後もあるのか。二転三転の展開で面白く読めたが、愛人関係にあった医師の彩子に対する心の内、医師の一言で殺意を抱くようになる彩子の心情がすっきりと入ってこない。鏡の部屋も別の設定のほうが説得力があったように思う。
ナイス ★6 コメント(0) - 11月7日
毎回楽しめる。
ナイス ★5 コメント(0) - 10月30日
この作家は話の運び方がとてもうまい。完全ハッピーエンドではないにしても読後感はいい。シリーズものとは知らずに読んでみたが、最後にああ、あの刑事さんか・・・と思い出した。地位ある医師の自死事件から、刑事と検事との両方から捜査が始まりやがて一つに収束していく。いくら裕福でも自分の将来を親に決められ、がんじがらめにされる青春なんて悲惨だ。鏡に映った自分は、自分の都合のいいように見ればいいんじゃないかと思う。
ナイス ★20 コメント(0) - 10月30日
夏目刑事の長編作。殺された医師にはとても共感できないが、所々でふいに見せる夏目刑事の優しさに、ほっとさせられる。鏡が取り上げられる作品だが、最後のシーンにジーンときた。
ナイス ★12 コメント(0) - 10月29日
夏目刑事の温かさが染みる一冊。事件の真相としてはインパクトがあったわけではないけれど、全体的に読みやすかった。検事の視点と夏目刑事の視点、嫌な雰囲気で対決しなかったのは、やはり夏目刑事の人柄、温かさがあったからかな。落ち込んだときには落ち込んだように見える…そんな時は鏡なんか見なくてもいい。これが一番心に染みた。
ナイス ★34 コメント(3) - 10月23日
とても引き込まれて入り込んで読んだ。最初は関係ない事件などが混雑していて、読みにくかった。しかし、人間の内面描き、ストーリーを組み立てるのは薬丸文学の王道であり、読みごたえある。私はこの役は夏目刑事ではなく、太陽にほえろの山村刑事みたいなほうが、より合うと思った。逆に志藤は若くて生意気なほうが。夏目刑事からはスマートさしか伝わってこない。事件の重さとのギャップにまだ違和感がある。
ナイス ★29 コメント(0) - 10月21日
鏡の存在にミスリードされたまま読み進み、最後に「ええ~~~っ」となりました。薬丸作品、2作目。もっと読んでみたいです。
ナイス ★40 コメント(2) - 10月20日
【図書館本】無関係に見えた二つの事件がやがて一つの結末へ…。見方も受け止め方も違う検事、刑事の双方からたどり着く真実。途中からページをめくる手が加速…一気に読み終えた。夏目刑事の人の気持ちに寄り添うような捜査に、やりきれない事件であるにもかかわらず読後感は悪くない。薬丸岳さんにハマりそう…(笑)
ナイス ★28 コメント(0) - 10月19日
夏目さんシリーズの長編作品。最初は夏目さんが何を調べているのかなあと、疑問に思っていましたが、彼の鋭い目はちゃんと見ていたのですね。医者にならなくてはならないプレッシャーは私にはもちろんわかりませんが、本人にしてみたらつらいものなのでしょうね。真相はちょっと怖かったけど、少しでも前向きになれてよかったと思いました。
ナイス ★21 コメント(0) - 10月19日
ドラマを見てたせいか夏目刑事のセリフが椎名桔平氏で再生されてました。しかしあの鏡張りの部屋って何の意味があったのかな。
ナイス ★9 コメント(0) - 10月18日
舞台モデルは⚪️台予備校市ヶ谷校かなぁ、と思ったら懐かしくなりました。いろんな境遇の学生がいる中で、当時も医者の子息はいて彼らの方が経済的に選択肢にできる医大が多いので、小説の設定ほどの抑圧感はなかったような記憶があります。今回対抗馬として自信満々の志籐検事が登場しましたが、ちょっとした疑問から真相を解きほぐしていく夏目刑事はいつも通りでした。鏡張りの部屋の意味合いや、犯人像と動機についてはストンと腹に落ちず、若干不完全燃焼です。複雑な展開は読み応えありました。次作はまた短編集ですね。
ナイス ★124 コメント(1) - 10月18日
面白かった。ドラマを見ていたせいか夏目刑事が椎名桔平で再生された。
ナイス ★12 コメント(2) - 10月17日
前半は志藤検事がメインで、何だか寂しいと思っていたら、真相に辿り着いたのは夏目刑事だった。取り調べに優しい人柄が出てるなぁ。しかし殺された被害者はなんとも嫌な奴だった、、。
ナイス ★25 コメント(0) - 10月15日
夏目刑事と志藤検事が医師の自殺に見せかけた殺人と医学予備校生の失踪を追う。熱い検事の話は好き。夏目刑事の地道で人の心に沿う捜査が事件に関係する人々の気持ちを溶かしていく。
ナイス ★14 コメント(0) - 10月15日
「刑事のまなざし」を先に読んでね。夏目刑事の背景がわかってないと、ただの独走刑事に見えますぞ。医者を継がなきゃならないプレッシャーは大変なものだろうし彼らにはその世界が全てなのも分かるから、根源は裏口入学なりなんなりの便宜を図る大学関係者や親でしょう。須賀の考えは正しいと思うけど、その矛先を学生に持っていくのはなあ。動物が悲惨な目にあうのは嫌い。彩子さんは頭のいい女性のはずなのに、5年も付き合ってきた男の本質をこれっぽっちも見抜けていなかったのが不思議。あと、鏡張りの部屋だった必要があったんでしょうか。
ナイス ★33 コメント(0) - 10月13日
医学部受験生て大変。須賀はちょっと異常やけど裏口入学もあかんやろと思って複雑。夏目は刑事やのにほんと自由人。
ナイス ★11 コメント(0) - 10月11日
志藤検事が主役なのかと思いきや夏目刑事が出てきたので一体どんな裏があってこの事件の真相は?と期待大。でもどちらかというと夏目刑事の印象が薄くて志藤検事に持って行かれるのかと思ったけど後半はやはり夏目刑事の推理が冴え真実が明らかに。二つの事件がやがてひとつの事件に集約されていく構成はうまい。事件の内容自体は酷くてもいつも最後に優しさを残してくれるので薬丸さんの本の読後感は決して悪くない。
ナイス ★19 コメント(0) - 10月10日