その鏡は嘘をつくの感想・レビュー(321)

少し盛り上がりに欠けるけど、なかなか面白かった。紫藤検事と夏目刑事がそれぞれの推理で事件解決を試みる。お互いの情報があったことで無事に事件が解決するのだが、なんだかやるせなさが残った。親にレールを敷かれ、能力がないのに医師にならざるを得ない人も可愛そうだが、能力のない医師に生命を委ねざるを得ない病人も可愛そう。医療従事者としても考えさせられる内容だった。
ナイス ★6 コメント(0) - 10月4日
切ないって云うか、やるせないと云うか・・・この人の作品は本当にそういう感情にさせる。
ナイス ★4 コメント(0) - 10月2日
★★★ いかにも薬丸岳っぽい作風の作品。 夏目のような人間になりたいとまたまた憧れてしまう
娘の事件はメインではなくさらりと解決していた。ちょっと拍子抜け。小さなてがかりから構築する夏目はすごいけどちょっと調子よすぎかな。
ナイス ★8 コメント(0) - 9月30日
決して焦らず相手の立場でその人の視線から物事を見つめる。そして、小さな違和感を手掛かりに、時間と足ををかけて真相を解き明かしていく。そこには虚栄心も競争心もない。今回も夏目刑事の捜査に脱帽です。お嬢様の回復を祈っています。
ナイス ★121 コメント(0) - 9月24日
それぞれの思惑や事件に伴う行動などが複雑で、作中で説明されて初めて、あ、そうなのね、と落ちる感じ。まなざしや約束に比べると、夏目刑事のインパクトは弱いかな。
ナイス ★21 コメント(0) - 9月21日
痴漢で訴えられた医師が不起訴後に自殺をした。直ぐさま他殺と判断する志藤検事の臭覚、冷徹さと夏目刑事の洞察力とが相反し面白かったです。しかし、一般人の自分には幹夫の心の葛藤と行動は理解しづらかったなぁ。
ナイス ★14 コメント(0) - 9月15日
「情けない今の自分を見せつける鏡という存在を、忌避し続ける」しかしその思いは他人の手によって未来が潰されたからなのか?辛い人生だったと思います。でも心の持ち様で鏡に映る自分は見方が全然違う。道は沢山あるから頑張って欲しい。
ナイス ★76 コメント(3) - 9月14日
夏目刑事と志藤検事の、立ち位置と事件に対する捉え方の違いが面白かった。何でも自分が正しいと思うようなタイプに感じられる検事のような人には、たまにはいいショックだったのかなと思う。話し自体は、あまり盛り上がらないなぁという印象。最後の夏目刑事が幹夫に鏡について言った言葉は、心に残る。気づかないだけで、自分を見てくれている人は必ずいるし、また必要としている人もいるのだ。ここを夏目刑事に言わせたくて、作者はこの本を書いたのかと思う。
ナイス ★10 コメント(0) - 9月13日
「刑事のまなざし」と「刑事の約束」の間の本として読みました。勘の鋭い夏目と検事の志藤の絡みのあるのはうれしいが、ちょっと都合よすぎ。次の作品に期待
ナイス ★10 コメント(0) - 9月9日
夏目刑事シリーズ第二弾。医師の遺体発見時、その部屋には複数の姿見に取り囲まれたベッド、天井にもご丁寧に鏡がはりつけられていた…あら、なんて悪趣味な。一方、ガラの悪い男達から暴行を受けながらも何かを決意しているような医学部浪人生が医師の自殺とどう繋がるのか、センセーショナルな事件を思わせる幕開けで、先がきになって一気読みした。でも矛盾や都合よく進んでいくところが散見して全体的には惜しい出来上がりに感じた。
ナイス ★9 コメント(0) - 9月7日
会話が多いのでさらさら~と読めましたが、登場人物が多くまどろっこしい感じで、なかなか感情移入できず…。でも、けっこう衝撃的な内容でもあり、読み終わったあとはそれなりに満足しました。医者の子どもに生まれなくって良かったなぁ。
ナイス ★8 コメント(0) - 9月6日
薬丸岳はどんどん才能が開花してきている。新書を出すたびに裏切らないストーリー&人間性の表現。 夏目の強さが欲しいですね。
ナイス ★6 コメント(0) - 9月3日
薬丸さんは世の中ではよくある出来事、でも実際の私の生活には全く関わりのないような事件をうまく拾い集めてくれる。痴漢冤罪、裏口入学などありそうで、でも普段はすっかり忘れたようなネタを膨らませているからか、長編ながら飽きもせずふんふんと読める。ただ無駄に長すぎ、そのくせ人物の書き込みが弱く、被害者の男は苦労人なのか悪なのか変態なのかブサイクなのかイケメンなのかよくわからず。超能力者か!と思うほどの推理力も都合よすぎでついていけない。いつもは「私ならどうする?」って視点で読めるんだけど今回はそこまではなかった。
ナイス ★25 コメント(0) - 9月3日
めずらしく物静かな内容になっている。医師の自殺に端を発し、悪を憎み犯罪者と戦う辣腕検事と娘を通り魔に奪われた刑事。お互いの立場を絡ませながら、なだらかな山を這うように、静かに事件が展開して行く。それでいて、途中、「なぜ?」「なぜ?」と読者のページを急がせる辺り、言葉と文章の形成が充実してきてるように感じる。「鏡は今の自分の心を映し出すものじゃないかな。」心やさしい夏目が私に語りかけてくる。
ナイス ★15 コメント(0) - 9月2日
跡継ぎという医師の方は、世の中にどのくらいいるのだろうか?僕には分からない世界で分からない青少年時代だが、そんなにプレッシャーを背負っていたのだろうか?僕の中学の同級生は医師三代目のプレッシャーに負けたと聴いた。そんな僕からしたら狭小な青少年の世界を検事と夏目刑事が解き明かしていく長編。狭小なと書いたが、幼い頃から本人にとってはそれのみが世界。広い世界で夢を描いて欲しいなぁ。逆に資力のない家庭では夢見ても医師になることは大変な我が国。少子化の中、何か間違っているように感じる我が国教育。そんなことを考えた。
ナイス ★140 コメント(2) - 8月31日
検事の志藤かわ痴漢の罪で取調べていた医師が不起訴後に自殺をする。医師の性格と現場の様子をみて志藤は、他殺の疑いを持ち捜査を始める。一方、医学部浪人生の幹夫は、ある決意を持って行動を起こし出す。 幹夫の行動と、志藤の調査がなかなか繋がらず、最後まで楽しく読めた。
ナイス ★13 コメント(0) - 8月29日
★★★【図書館】 穏やかな中に鋭いまなざしの夏目さん。長編ということで、モタツキ感は否めなかったが、今回も最後にはジワジワっと夏目さんが効いてきた。良かった。
ナイス ★11 コメント(0) - 8月28日
夏目シリーズの二作目の本書は一作目と異なる長篇です。 ちょっと欲張ったせいで導入からしばらく続くグダグダ感が拭えませんが、それらを収斂させる手腕は流石です。 エリート検事と対峙しながら独特のキャラクターで臨む主人公の姿勢は、事件の本質と相通じる部分があるかもしれません。 このシリーズは読みやすい上にドラマ化もされて、部数も伸びているようです。 薬丸岳さんにとっては出世作となると思いますが、従来の重厚な社会派というスタンスも貫いて欲しいなぁ~などと思ったりもします。
ナイス ★14 コメント(0) - 8月23日
夏目刑事の優しさにうるっときます。犯罪は許されないけれど、被害者の須賀は最後まで悪人だったので、加害者の方に肩入れしちゃうかも。
ナイス ★18 コメント(0) - 8月23日