騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編のネタバレ(110)

題名を見て私が勝手にイメージしていたのとは、全然違う話だった。滑らかで読みやすい文章にどんどん頁が進む。進むけれども読めば読むほど、謎が謎を呼ぶというか。私も「うまく説明のつかないものたちにじわじわと捉えられる」心地。第二部の図書館の順番は3番。もどかしいが、とにかく待つ。
ナイス ★142 コメント(0) - 4月25日
相変わらずの村上さんらしい主人公だったが、肖像画家である「私」が絵を通して分析、理解していくという設定は新鮮に感じた。持って回った言い回しや直截的で突き放した性描写など読みづらい所もあったけど、有名画家の謎めいた過去と隠された未発表作、肖像画を描いて欲しいと依頼してきた魅力的でどこか影のある男など所々にミステリーがちりばめられ、さらに心霊現象?や騎士団長という存在(このタイトルはすごくインパクトがあった)があり、先を期待させるには充分な内容だった。
ナイス ★33 コメント(0) - 4月23日
とりあえず第1部読了。まりえちゃんとの会話が好き。「人物を描くというのは、相手を理解し、解釈することなんだ」「私も私のことを理解できればと思う」人生は、自分を理解し、解釈する旅なのかも。免色さんが心許したのは、判断しようとしない人だから。愛すべき騎士団長と、深い森(穴かな)に分け入っていく冒険に、第2部ついて行きたい。
ナイス ★37 コメント(0) - 4月18日
読むのにとても時間がかかった。村上春樹らしい文章に引き込まれじっくりと読んだ。 突拍子もなく起こる不思議な出来事。全てがつながっているようにも見えるし偶然のようにも思える。 騎士団長のイデアが顕れるところで東京タラレバ娘のタラちゃんとレバちゃんを思い出した。
ナイス ★26 コメント(0) - 4月17日
騎士団長殺しって、どんな話かと思ったら絵なんだと思ったら納得!
ナイス ★18 コメント(0) - 4月17日
肖像画家という主人公の設定がナイス。怪談部分は怖いし免色さんも生身の人間の気がしない。
ナイス ★2 コメント(0) - 4月16日
610
あー、今私は村上春樹を読んでるという気分、気持ちにさせられるのだが村上春樹が濃厚過ぎて読むのが苦しい。第2部は読むのを諦める予定。たぶん、『1Q84』の時みたいに数年後に再読をしたらスラスラと読めてしまうんだろうなと思ったりする。久しぶりの村上春樹は私には刺激が強過ぎてしまったのかもしれない。
ナイス ★48 コメント(2) - 4月16日
村上春樹作品を読むのは、おそらく1Q84以来2度目。妻と離婚したばかりの画家の主人公が、谷を挟んだ邸宅に住む白髪の免色に頼まれて彼の娘かもしれない少女の絵を描くようになったところで第1部終了。約500ページとボリュームあるが、鈴の音が聞こえるようになったあたりからスラスラ読めるようになった。村上春樹さん独特の文章なのか難解な部分はあるが、退屈はしない。第2部も続けて読もう。
ナイス ★28 コメント(0) - 4月15日
主人公は肖像画に才能を発揮する画家、なるほどこの手が残っていたかというほどの村上春樹らしい上手い設定。肖像を描きながら対象人物の性格を現し、画家自身も性格が現れる。さすがの表現力です。離婚した喪失感、謎の人物面色との不可解な会話、井戸の底から聞こえる鈴の音。余裕たっぷりの文章で、村上ワールド満載でした。騎士団長には笑ったけど。後半も楽しみです。
ナイス ★30 コメント(0) - 4月15日
村上春樹、ホントにグレート・ギャツビー好きだなあ。。。免色=ギャツビー、私=ニックな展開。
ナイス ★21 コメント(0) - 4月14日
基本構成がいつもの村上ワールドでよく言えば安心して読める。女のいない男であり、誰かの思惑に巻き込まれる。1部では主人公は世間を離れて暮らしており、そんな中で謎に巻き込まれていく。2部ではどのように「コミットメント」しながら決着をつけていくのだろうか。楽しみにしたい。
ナイス ★27 コメント(0) - 4月9日
図書館本。主人公の肖像画家は12才で亡くなった妹の影を引きずりながら生きている。そして、愛していた妻からも不倫され別れる事になる。新しい生活をスタートさせたとき彼の前に免色さんと言う人物が現れて…彼は本当に善人なのか?それとも悪人なのかとても気になる。そして騎士団長は一体なんなんだ。村上春樹ワールドさくれつでぐいぐい読まされた。色んな事は解決するのかなぁ。第2部へ続く。
ナイス ★34 コメント(0) - 4月9日
「真実とはすなはち表層のことであり、表層とは真実のことだ。そこにある表層をそのままぐいと呑み込んでしまうのがいちばんなのだ。(略)人がそれ以外の方法を用いて理解の道を辿ろうとするのは、あたかも水にザルを浮かべんとするようなものだ。悪いことは言わない。よした方がよろしいぜ。」何とも魅力的な騎士団長に会えただけでも読んだかいがあった500ページ。あぁ幸せ。
ナイス ★53 コメント(0) - 4月9日
肖像画家の主人公は妻と離れ小田原郊外の山頂にある雨田具彦のアトリエに住むことになり、その屋根裏部屋で絵画「騎士団長殺し」と鈴の音に導かれ祠の裏に不思議な穴を発見する・・・静かに淡々と過ごす生活で免色渉や騎士団長を形体化したイデアが登場してくる。どのような展開になるか、第2部へ
ナイス ★25 コメント(0) - 4月8日
主人公は画家。冒頭に妻と別れ、再び一緒になると書かれているので結末は安心できるもの(であるはず)として読み進めました。主人公の不思議な体験がストーリーを進めていきます。読み終わって、まだぼんやりとしていて、これからまだいろいろとあるのだろうなといった感じです。予想していたほど混沌としていないというか、村上さんにしてはすんなり入り込めたのは主人公が画家で創造の担い手であるからかもしれません。まだ、プロローグの顔のない男も登場していないようなので、期待して第2部に進みます。
ナイス ★27 コメント(0) - 4月5日
今回は、後半に面白さがあるような気がした。毎度思うことだが、騎士団長のようなファンタジーな存在が出てくると少し萎えてしまう。羊男とか。そしてテレビを見ない音楽と本が好き家事全般が得意金に困らない女に困らないいつもの主人公。なんとなくだが、免色→五反田くん、秋川まりえ→ユキに思えてしまう。主人公の境遇は、ねじまき鳥の主人公に近い。
ナイス ★22 コメント(0) - 4月3日
主人公は肖像画を描いてフリーランスとして生計を立てていたがある日妻に離婚して欲しいと告げられたのをきっかけに旅に出る。その旅が終わってから美術大学時代の友人である父親が晩年を過ごしていた空き家に住まないかと勧められて住む事になる。ある日、「騎士団長殺し」という絵が隠す様に置いてあるのを発見する。絵を発見してから主人公の運命が変わって…
ナイス ★19 コメント(0) - 4月1日
『ねじまき鳥クロニクル』からつづけて読んでいる。すると、まず文体が「ねじまき鳥」とはかなり異なっていることに驚かされた。比喩の数が少なくなっているし、過去を回想する形で書かれていることから、静かに落ち着いた印象を受けた。物語りはさすがの面白さだ。途中、かなり退屈してしまったところで、騎士団長が出てきて、俄然面白くなった。
ナイス ★31 コメント(0) - 4月1日
いかにも村上春樹といった感じ。さまざまなレビューにもありますが、喪失からスタートして、通常の世界の裏側のようなところを経て、主人公は人間的な成長というかひとつの句切りをつける、といったプロットはそれまでの村上春樹作品と変わりません。ただし、そこがマンネリ化しているかというと、そうではない。彼の特徴である比喩そのものを題材としてとして、表現者とのして、一つの世界を描ききっている。そういった意味でこの作品は今まで以上に完成しています。ただ、それを退屈と受けとる人もいるかもしれない。
ナイス ★30 コメント(0) - 4月1日
村上春樹4年ぶりの長編小説。留守を守る家に隠されていた絵画『騎士団長殺し』、雑木林の中の祠と石室、その中から見つかった鈴、騎士団長の姿をとって現れる「イデア」、「白いスバル・フォレスターの男」、そして谷の向かい側にある白い邸宅に住む免色という男。村上春樹の持ち味である多くの謎と示唆が、主人公の画家が持つ喪失の記憶と混じり合う。第1部である本作で、作品全体における「転」のための準備は整ったという感じがする。その気配は不穏だがそれこそが魅力。主人公や免色氏のエゴさも上質なエゴという感じがして良い。
ナイス ★32 コメント(2) - 3月30日