蜜蜂と遠雷のネタバレ(179)

ミステリーやファンタジーではよくあったが、このジャンルの本でもう一度読みたいと思った本は久しぶり。まだ頭の中に、あの場面やこの場面が残っている。以前から恩田陸さんの文は美しいなあと思っていたけれど、この本はその集大成ともいえるのではないかと思う。そして、音楽コンクールに関わるあらゆる人に焦点を当てているのに、物語はちゃんと一つのの方向にまとまっているのが凄い。塵くんの心情だけあえて抑え目に書かれているのも心憎い。とにかくもう一度読もう!
ナイス ★46 コメント(0) - 4月26日
あの分厚い本がスルスルっと読めました。 メインの登場人物の全員が「音楽と神様に愛された人達なのねー」と思い読みました。 各々に目指す場所があり、楽しみながらピアノを弾く彼らは素敵でした。 読みながら「ピアノの森」のカイと塵君がダブりました(笑)
ナイス ★74 コメント(0) - 4月26日
図書館本。★★★★★ 「音楽が満ちていく。」日本の地方都市で行われるピアノコンクール。あまたなる天才ピアニストが集まるなか、まるで空から稲妻で落とされたような才能豊かな少年が現れる、彼の名は塵。彼のピアノは過去の事実から抜け出せない亜夜や正統派のマサルまで影響を与え、その心に音楽を満たすがごとく、自分の心や音楽に対してもう一度真摯に向かい合わせる。そしてその溢れんばかりの音楽のエネルギーは他の出場者や審査員、観客をも巻き込んでいく。まさに、「音楽が満ちていく」一冊。
ナイス ★120 コメント(0) - 4月25日
著者の譜面読みには素直に感銘を受けました。登場人物の揺れ動く心中を上手く捉え切々たる訴え、思いの描写、更にはコンテスタントの心の会話見事でした。また、具体的には風間塵の存在は知り合ったコンテスタント、審査員に多大な影響をもたらしました。コンテスタントは触媒として音楽家としてさらなる高みを目指し、審査員は原点回帰につながったと思います。塵本人は譜面に凝縮された世界を解放することが究極の目標ですが彼ならきっとやってくれると思います。
ナイス ★96 コメント(1) - 4月23日
むーっちゃくちゃ!面白かったー!!!面白いよとの前評判に違いなかった。手に取った瞬間「あ、これすぐ読めちゃうやつだ」と分かる傑作。ドラマティックで、読み始めたらグイグイ引き込まれた。風間塵と栄伝亜夜がふたりで弾いているところ、見たいなあ!と思えば本編ですぐ見られて、なんてお得なんだろうとニコニコしながら読んだ。生の音楽を聴いて見える風景や思い出す記憶、思い当たるし、それ以上にとても美しくて彼らがピアノを弾いているのをずっと見ていたい気持ちになった。
ナイス ★53 コメント(0) - 4月23日
Kyo
すごい本だった。個人的に300冊に1冊あるかないかの衝撃の連続だった。音のチカラ、日本人に生まれたことへの感謝、そしていつでも希望はあるという音が創るの空気ぬくもり、温度を感じました。ピアノが弾ける、いや、ピアノの起源、音を作った叡智に脱帽、そして感謝。何度も鳥肌がたち、そして心にじーんと訴えかけられ、感じるものがあった。文字で表現された音を聴いてみたい。これもまた人の想像力と創造力。目にはみえないが、感情で、体感覚で、遺伝子で、これまで繋がってきた継承のストーリーを思い起こさせられました。
ナイス ★58 コメント(0) - 4月22日
すごく楽しかった。まるで私もそのばにいるような気になった。あやもまーくんも塵くんもピアノで結ばれて、ライバルというよりは本当に仲間って感じ。才能がある仲間に恵まれて羨ましい!私はピアノを全く知らないけど、コンサート行ってみたいって思った。
ナイス ★53 コメント(0) - 4月22日
実際に音を聴いてる訳ではないのに音楽が聴こえてくるような作品。作家の表現力ってすごい。 登場人物はそれぞれ天賦の才を持った人ばかりで、とても遠いようで、苦悩や葛藤や努力する様子は凡人と変わらなくて、何度も泣きながらの読了。これ、経験の程度は問わず楽器演奏やったことがある人と、そうでない人とではきっと印象が違うんだろうな。作中でもあの子のピアノを聴いたら自分もピアノが弾きたくなった、とあったけど、読み手からしてもピアノが弾きたくなった。 随所に音楽とはなにか?といったことも考えながら再読したいと思います。
ナイス ★64 コメント(0) - 4月22日
結構前に借りたのに何やかや忙しくてやっと読了。 いや〜面白かったなぁ〜。私、ピアノどころか楽器全然弾けないけど、ワクワクドキドキ、こんな演奏なのかなぁって想像しながら読んで楽しかった。 コンクールの結果とかもはやどうでもよくって、それぞれのピアニストたちがどんな曲をどんな風に演奏するのか、もっともっと知りたい!みたいな感じになってた笑 最後の亜夜の演奏、一体どんな演奏だったんだろう。マーくん、風間塵、明石は今後どうなっていくんだろう…と素敵なワクワクを持ったままに読み終われて、大変心地よい読書体験でした。
ナイス ★57 コメント(0) - 4月22日
夢中になって一気に読んでしまった。でもね、なんだか「あっさり」って感じだったのですよ。割とたくさん主要人物がいて、それぞれの角度から描いていたからかな?風間塵の無邪気さがすごく好き。個人的には、1位がマサルなのは落ち着くところに落ち着いてしまったなという感がありますが、高島明石の菱沼賞受賞に込み上げるものがありました。
ナイス ★35 コメント(0) - 4月22日
図書館本。恩田陸さん初読。読み終わった後心地良い疲労感に包まれた。読み始めからドキドキとワクワクで読む手がとまらなかった。芳ヶ江国際ピアノコンクールの場面は、演奏の場面が頭のなかに浮かんできてクラシックの演奏が流れて来るように感じたし、コンクールの結果が待ちきれなかった。音楽は人の心の支えになったりするが、その音楽に恩返し出来ていないと言う言葉は胸に残った。だから音楽を外へ連れ出してあげたいと…。音楽はすばらしい。それにしても風間塵のピアノ演奏はどんなものなのか是非聴いてみたくなった。
ナイス ★71 コメント(0) - 4月21日
国際ピアノコンクールに出場する4人を中心とした物語。突如現れた型破りの天才少年、その天才少年に感化されるかつての天才少女。その少女と幼なじみのこれまた天才少年。そしてかつての夢を捨てきれず挑戦する青年。それぞれのピアノから奏でられる音が、実際に聞いていなくてもこんなにも違うんだということを意識させられ、自分もコンクールの聴衆の一員になってしまった感じで、読後はため息。
ナイス ★68 コメント(0) - 4月19日
本屋大賞受賞されて購入。クラッシックコンサートのコンクールに縁遠い私ですが、音楽をする人達の人生観、各曲の意味、「天才」と呼ばれる人達の挫折と成功。心の迷いがやがて確信に変わる場面などに引き込まれ、期待以上の作品の良さに感動しました。
ナイス ★74 コメント(0) - 4月18日
本屋大賞受賞ってことで早速!音楽の造詣があるだろう恩田さん。ピアノやクラシックとは無縁の私も思わず聞きたいと思わせる表現でした。そして、コンテストの最終結果を書いてるとこも親切(笑)とある街のピアノコンテストが舞台の作品。ピアノが家にない蜜蜂王子。スター性抜群の天才。天才少女と言われた姿を消してカムバックした音大生。サラリーマンのピアニスト。それぞれの立場で奏でる音楽はそれぞれ個性的。素晴らしい作品。
ナイス ★64 コメント(0) - 4月18日
芳ヶ江国際コンクール、ユウジ・フォン=ホフマンからの素敵なギフト:音楽の神様に愛されている風間塵。ジンの演奏を触媒として開花していく者たち。栄伝亜夜、マサル、高島明石、同じ曲目でもコンテスタントそれぞれの解釈で違う景色がどんどん広がっていく演奏。ショパン、ラフマニノフといった先人たちの呪縛にとらわれず、新たなクラッシクの流れをつくるマサルは有りです。他人のせい、言い訳、あきらめていた自分に再会し、何をしたいか表現し早く自分を解放したい。
ナイス ★89 コメント(0) - 4月17日
500Pの2段組というボリューム感で描かれるピアノコンクールを題材とした群像小説。 お気に入りは栄伝亜夜と高島明石。正直この作品は彼女の成長を描いているといっても過言ではないと思う。 そして、天才でも神童でもない「生活者の音楽」を語る彼が作中では一番感動できた。 彼が居ることでこの作品がより魅力的になっている。 もうね、映像化して音が付いてたら号泣間違いなしですよ。
ナイス ★65 コメント(0) - 4月16日
文字で表現された音楽が脳内で絵に変換されていた。音楽と絵画が融合した世界を漂っていたような、新鮮で贅沢な読書だった。お互いが良い刺激となり予選が進んでいく中でなお成長し続ける彼らから目が離せなくなった。マサルの演奏を聴いた亜夜と塵が、弾きたい気持ちを抑えられなくなりピアノに走り、「月の光」や「月光」を連弾するシーン。このシーンがとてもとても好き。彼らとともに私も幸せな時間に包まれていた。
ナイス ★82 コメント(1) - 4月15日
二段組の分厚い本だが、一気に読んだ。ミステリアスな天才少年を冒頭に持ってきて、グッと興味を引き付けるはじまりは恩田陸さんらしい。コンクールでは第2次予選の「春と修羅」のカデンツァのところが一番おもしろかった。第3次予選の辺りは多少中だるみがあったものの、魅力的な登場人物たちで、結果発表までドキドキ読めた。クラシック音楽のコンクールを舞台にこれだけエンタメ性のある大作が書けて、ダブル受賞おめでとう!と思います。読書会の課題本だったが、エンタメ性が強すぎて激賞する人はいなかった。
ナイス ★111 コメント(0) - 4月14日
登場人物を通した鑑賞描写がすごい。音楽の世界の住人はこんな豊かな感想をもてるのか。そして音楽観。この素晴らしい世界に触れてみたくなる。もちろんこれだけ分厚い本、物語の進行も飽きさせず読み応え十分。丁度大賞発表日に読み終わり。ただ今回、数十頁詠み出した頃、参考文献が気になり巻末にある1頁を冒頭に見てしまったこと、後悔しきれない大失敗。。。
ナイス ★57 コメント(2) - 4月11日
一応、主人公の復活劇とか天才風雲児とかあるけど、ピアノコンクール、第一次予選から本選まで。 本選のコンチェルト、ショパン1番にラフ2・ラフ3はいいとして、プロコの2番3番にバルトークの3番。 チャイコとかグリークとかシューマンとかブラームスとかは選ばないんだー。ふーん。
ナイス ★33 コメント(0) - 4月11日

2017年本屋大賞ノミネート作品シリーズ