思い出のとき修理します (集英社文庫) - ミルルンさんの感想

心がじんわりあたたかくなるようなお話でした。少し寂れた商店街。そこで起きるちょっと不思議な出来事。ひとつひとつのエピソードにじんわりしましたが、時計屋さんと明里の事情が明らかになり、過去の痛みや辛い思い出がお互いの優しさで少しずつ癒されていく最後の2章が、特によかったです。昔懐かしい商店街の雰囲気も、大学生だという太一もなかなかいい感じでした。読む前に持っていたイメージと、いい意味で違っていた優しい作品でした。
ナイス ★83 コメント(0) - 2013年8月2日

ナイスした読書家さんと感想

過去の思い出の傷って消えたように思ってても前に進もうとした時に限って、ふとした時に訪れる。そんな時にそっと背中を押してくれる、こんな時計屋さんいいな。時計屋さんの過去が思ったより重くて辛かったけど、その穏やかな感じや商店街の雰囲気が好きだった。錆れたのではなく、眠ってるんだという表現も。いいこともよくないことも思い出は生きていく為に必要なもので、自分の中でひとつの結末を迎えた出来事はきちんと自分の中に収まり、未来への糧になる。思わず微笑んでしまった[虹色の忘れ物]、凄く好き。
ナイス ★72 コメント(13) - 02/19
masa@児童書病発動中
たぶん深い傷を抱えた時計屋さんだからこそ、そっと背中を押すことができるんですよね。今だからこそ、こういう商店街に住むって選択もありだなって思いましたよ。
ナイス - 02/21 21:01
kazu@十五夜読書会
( ; ; )キースさんの「キャバクラ」が面白すぎて、ここにコメントする内容忘れてしまった(>_<)
ナイス - 03/14 18:03
主人公明里の周りで起こるちょっと不思議…でも現実?の出来事。先に進みだせずに迷っている心と止まった時計、刻まれる時が動き始め未来へと繋がっていく描き方がとても上手いなと感じました。それらがタイトルとも見事にマッチしています。特に時計屋さんと主人公のお話は一気に読みました。二人のその後もとても気になります。ラストがとても爽やかで温かなお話でした。解説での「過去がどんなだったかという評価は現在によって決まる」というのが心にズシンと残りました。
ナイス ★64 コメント(0) - 11/09
多くの人が読まれていたので手にした一冊。思い出を修理するってどういうことかと思ったけれど、理解できた。悲しい思い出は先へ進む足を鈍らせる、だから修理してあげるのだと。事実は変わらなくても思い出は紐解けば認識を変えられる。想いを変えることができれば前に進めるのだ。優しさが溢れる良い作品だった。ノスタルジックでアンティークな雰囲気や、穏やかな時計屋さんと明里が作り出す二人の雰囲気も心地よい。二人が共有しているに違いない思い出が最後に重なってよかったし、その後が気になるので、続編も機会を見つけて読んでみたい。
ナイス ★156 コメント(0) - 03/09
ありえない。そんなこと、あるわけがない。でも、期待してしまうんだ…。『思い出のとき修理します』、そんな看板が店先にあったらどう思うだろうか?見ないふりをして通り過ぎてしまう人が大多数かもしれない。でも、修復したい思い出がある人は、思わず立ち止まってしまうのではないだろうか。仕事に疲れ、恋に破れ、何もかも捨ててたどり着いた思い出の商店街で、明里はそれを見つけてしまう。そして、飯田時計店の秀司と太一と出会った明里は、他人の思い出に関わるようになるのだが…。ほろ苦さも甘さも適度に入り混じったお話がいい感じです。
ナイス ★282 コメント(2) - 02/21
kozue
修理できないものもありますけどねw
ナイス - 02/21 21:19
masa@児童書病発動中
kozueさん、その笑いに何か深い意味がありそうな…。笑い
ナイス - 02/21 21:36
時代に取り残されたようなさびれた商店街に越してきた元美容師の女性。 時計屋の青年と一緒に、過去に想いを残している人の思い出を修復して果 たせなかった願いをかなえる手助けをする。そんな二人も過去を引き摺っていて…。競争社会とは無縁の時計職人として生きる青年がとても優しくて素敵です。真相があいまいな感じで着地する話もありますが、ファンタージーとして捉えれば気になりません。表紙が「ビブリア」や「タレーラン」と似たレトロな雰囲気ですが、甘すぎずミステリーテイストでなかなか面白い作品でした。続編も是非。
ナイス ★124 コメント(4) - 10/20
ハムプー
きりこさん、ナイスありがとうございます。私もビブリオやタレーラン思い浮かべました。表紙も似た雰囲気。修復したい思い出は、きっと誰にでもあるのでしょうね。
ナイス - 04/06 09:54
きりこ
ハンプーさん、こちらこそありがとうございます。続編が出ているようなのでそちらも読みたいと思っています。
ナイス - 04/06 10:04
心が弱ってる時は優しい人に思いっきり甘えたい。本に求める物も同じ。強気でも弱気でもないフラットな気分の今は、こんな優しい物語ちょっと退屈…と思いながら読んでいたけど、主人公の恋とミステリが絡まりあっていくところから、楽しくなってきました。ふわっと包み込むような優しさが心地よい物語でした。
ナイス ★46 コメント(0) - 01/16
谷さん、初めて読みます。最初は、なかなか話に乗れなかったのですが、最後、本当の孫ではない明里をあずかったおばあさんとのお話がよかったです。離婚した父の祖父母にあずけるはずが、叔母の勘違いで前の恋人の両親にあずけてしまうなんて・・でも、事実を知った後の祖父母の対応もよく(その時は明里はわからないのですが)心があったかくなりました。「茜色のワンピース」が好きでした。「追いかければよかった」あの日が最後になるなんて思ってもなかったの。というセリフが好きです。言わなければいけない言葉は、すぐ言わなくてはと思います
ナイス ★94 コメント(0) - 11/20
とても優しい物語だった。壊れてしまった思い出を修理する。それは 取りも直さず、もう一度自分の過去に向き合うことだと思う。そして苦い思い出が違う色に塗り替えられたなら、過去の荷物を少しでも下ろすことができたなら、これからの人生も変わっていくのかも知れない。読み心地が良くて、この雰囲気にいつまでも浸っていたかったな。思い出を修理するにはピッタリ、はまり役の時計屋さんだけど、これからの時計屋さんと明里の進展も気になる・・・
ナイス ★94 コメント(0) - 11/27
寂れた商店街に時計店があって、プレートの言葉が気になって、惹きつけられる感じがわかる。来店する人の思い出には、どこかわだかまりがあって、それが解かれて心が晴れ、読んでて温かくなる話でした。時計屋さんの持つ雰囲気が優しいのも自然と頼りたくなる要因の一つにも思えた。また、たびたび登場してた太一も不思議な存在感があって気になりました。
ナイス ★119 コメント(0) - 11/25
第1話を読んで宮部みゆき先生の「小暮写真館」を思い出した。何か秘めたものを感じさせつつも温かい人。「小暮写真館」の世界観とよく似ている。日常ミステリゆえに読後はもはや答えはわかっている。だけど読み返したいと思える作品だ。
ナイス ★99 コメント(6) - 12/04

ツィーちゃんうまいなぁ。こんなに上手に書けないよ(/ _ ; )
ナイス - 08/27 17:13

♬*(๑´ิ╰╯´ิ๑)♡
ナイス - 08/27 17:16
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