蜜蜂と遠雷 - ずーさんの感想

音楽を通して生きているという実感と歓びが色彩豊かに描写されていた。読みながら、本当にコンサートの様子を見守っているような心地良い緊張感を味わった。"一般受け"しない現代音楽、作曲家の意図を譜面から再現しようと躍起になるだけのクラシック音楽、そして高等な音楽教育を受けた者にしか開かれていない音楽界などへの違和感を覚え、それらをどうにかしたい、自分の感じている音楽の楽しさをみんなにも分かち合ってほしいという塵、亜夜、マサル、そして明石の思いが説得力をもって読み手の心を動かす。
ナイス ★60 コメント(0) - 4月20日

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