シラノ・ド・ベルジュラック (光文社古典新訳文庫) - 学文路さんの感想

解題が一番理解出来ないという罠。すばひびから。『さあ、受け取れ。この偽りを、真実に変えるのは君だ。俺は当てもなく、恋だ嘆きだと書き散らしたが、彷徨う鳥の留まるのを、君は見ることが出来る人だ。さあ、取りたまえ、実がないだけ雄弁だと君にも分かる時が来る。さあ、取りたまえ!』このシーン好き。モンパナッシュ!B
ナイス ★4 コメント(0) - 2011年1月17日

ナイスした読書家さんと感想

頭の回転が速く口も達者だが大きく醜い鼻を気にして恋に積極的になれないシラノと、頭はよいのだが女性の前に出ると言葉が出てこなくなってしまう美貌のクリスチャン。二人は同じ女性才女ロクサーヌに恋をし、ロクサーヌはクリスチャンに一目惚れした。悩むクリスチャンにシラノは自らが弁舌を貸し与えることを提案し、クリスチャンとロクサーヌはうまくいくかに思われたが… 最初はシラノがうっとおしいなと思ったんですが3分の2くらい読んだところから面白くて面白くてページをめくる手が止まらなくなりました。(続)
ナイス ★13 コメント(1) - 10/08
きさり
シラノの葛藤もクリスチャンの葛藤も、どちらも切ないです。「俺が美男子だからって、君の幸福を奪っていいか?あまりといえば不正義だ!」おお、よくいったクリスチャン!ここでクリスチャンの株が急上昇。結局登場人物みんな常識人だしいい子なんだよな… 面白かったです!満足!
ナイス - 10/13 07:01
後輩の文學少女ちゃんが「この本の訳の方が好みです」と言っていたので比較のために借りて読みました。シラノの言葉に恋をしたロスタンヌ、顔だけのクリスチャン、喧嘩っ早いのに奥ゆかしく、言葉を与えるシラノの奇妙な関係。自分の鼻がコンプレックスだけどクリスチャンに変わって影からロスタンヌに情熱的な愛の言葉を伝えてしまうシラノが可愛らしいです。やっぱり、クリスチャンのヘタレのくせに周りをみてない癖はイラッとします。シラノの言葉にでも私は日影丈吉氏訳の「オペラ座の怪人」などのように古風な訳の方がしっくり合います^^;
ナイス ★22 コメント(0) - 06/30
輝く才能と、深い深遠を抱く魂と、醜い容姿を持って生まれた英雄:エルキュール=サヴィニアン・ド・シラノ・ド・ベルジュラック。笑いと皮肉に溢れた喜劇で、恋を知る人すべての胸をえぐる悲劇で、これ以上は望むべくも無いハッピーエンドでした。恋しい人からの「魂も、あれもあなたの!」に救われました。「絵の無い絵本」の道化師が報われたら、「ファントム」のエリックが大事なものを投げ出さなかったら、きっとシラノのようであったんだろうなぁ。英雄は、その物語に触れた人々の心に光を灯しつづける。そう、私の心にも。
ナイス ★14 コメント(0) - 09/25

感想・レビュー投稿者

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